欧州の経済・金融・政治動向の現状と展望

10月19日(金)第4263回        唐鎌 大輔氏(からかま  だいすけ みずほ銀行チーフマーケット・エコノミスト)

欧州経済の勢いは急失速していますが、ECBは来年には利上げ着手を目論んでいます。政治面ではイタリアのポピュリスト政権、英国のEU離脱、米国の保護主義に直面。欧州の現状と展望について語ります。

講師紹介
1980年生まれ。2004年慶應義塾大学経済学部卒業後、JETRO(日本貿易振興機構)に入構。日本経済研究センターを経て、欧州委員会経済金融総局(ベルギー)に出向。2008年10月からみずほコーポレート銀行(現・みずほ銀行)国際為替部で為替市場を中心とする経済・金融分析を担当している。主な著書に『ECB欧州中央銀行:組織、戦略から銀行監督まで』(東洋経済新報社、2017)、『欧州リスク-日本化・円化・日銀化』(東洋経済新報社、2014)がある。

AIの可能性と限界

10月12日(金)第4262回      野口 悠紀雄氏(早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター顧問)

AIの進歩が著しい。最近では、文章の執筆や作曲など、人間でしか出来ないと考えられていた分野にも進出してきています。これを活用出来るかどうかは、データの蓄積に大きく影響されます。

講師紹介

1940年、東京生まれ。1963年、東京大学工学部卒業。1964年、大蔵省入省。1972年、エール大学Ph.D(経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授(先端経済工学研究センター長)、スタンフォード大学客員教授などを経て、2005年4月より早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授。2011年4月 早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問。17年9月より現職。一橋大学名誉教授。主な著書に『ブロックチェーン革命』(日本経済新聞出版、2017)、『仮想通貨革命—ビットコインは始まりにすぎない』(ダイヤモンド社 2014)『変わった世界 変わらない日本』(講談社現代新書、2014)、『日本式モノづくりの敗戦』(東洋経済新報社、2013)がある。

ポピュリズム時代の日本政治

10月5日(金)第4261回         飯尾   潤氏(政策研究大学院大学教授)

欧米先進国ではポピュリストが勢力を拡大し、以前には想像も出来なかった変動が起こっています。安倍内閣のもとで安定しているように見える日本政治に、危機の芽はないのか。社会の変化と民主政の将来について考えます。

講師紹介

1962年神戸市生まれ。86年東京大学法学部卒業、92年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了・法学博士、92年埼玉大学大学院政策科学研究科講師、93年同助教授、その後、先端科学技術研究センター教授、生産技術研究所教授を経て2000年、本学教授に就任し現在に至る。01-02年ハーバード大学客員研究員として滞米。 09年-11年本学副学長。主な著書に『現代日本の政策体系―政策の模倣から創造へ』(ちくま新書、2013)、『日本の統治構造―官僚内閣制から議院内閣制へ』(中公新書、2007=サントリー学芸賞)、『年金改革の政治経済学』(共著、東洋経済新報社、2005)、共著書に『政治改革1800日の真実』(共著、講談社、1999)、『民営化の政治過程』(東京大学出版会、1993)がある。

平成政治史を総括する

9月28日(金)第4260回      曽我   豪氏(朝日新聞政治部編集委員)

平成前半期に絶対正しいとされた政治命題は「早く決める政治」と「政権交代可能な二大政党制」でした。

しかし、現政権と野党を見るととてもそうは思えません。平成政治の総括と新たな政治命題を考えます。

講師紹介

1962年生まれ。85年東京大学法学部(政治コース)卒業後、朝日新聞入社。熊本支局、西部本社社会

部を経て89年政治部へ。主に自民党竹下派と内政官庁を担当。94年から週刊朝日、2000年には月刊

論座で出版系記者・編集者も経験。01年、自民党平河倶楽部、03年政党担当デスク。11年より政治部

長。現在は編集委員。

日本経済の現状と課題

9月21日(金)第4259回      翁  邦雄氏(法政大学大学院客員教授)

ここ数年、日本経済が置かれている内外環境には大きな変化が生じています。これらの環境変化と日本経済の長期的な問題点を踏まえながら、現時点で日本が直面している政策上の課題について検討します。

講師紹介

1951年生まれ。74年東京大学経済学部卒業し、日本銀行入行。83年シカゴ大学でPh.D取得。85年筑波大学社会工学系助教授。89年日本銀行金融研究所調査役。98年同金融研究所長。2009年から現職。主な著書に『金利と経済』(ダイヤモンド社 2017)、『経済の大転換と日本銀行』(岩波書店 2015)、『金融政策のフロンティア-国際的潮流と非伝統的政策』(日本評論社 2013)、『ポスト・マネタリズムの金融政策』(日本経済新聞出版 2011)、『金融政策』(東洋経済新報社 1993)がある。

日銀からトルコまで、市場が発する異音

9月7日(金)第4257回         豊島 逸夫氏(国際金融マーケット研究家)

今、日銀が世界市場の注目を浴びています。ミスタークロダの本音は?ヘッジファンドたちから連日の問い合わせがあります。米金融政策はトルコの異変まで波及。欧米金融市場の最前線についてお話しします。

講師紹介

1948年東京生まれ。一橋大学経済学部卒(国際経済専攻)。三菱銀行(現・三菱東京UFJ銀行)入行後、スイス銀行にて国際金融業務に配属され、外国為替貴金属ディーラーとなる。2011年9月までワールド・ゴールド・カウンシルで日本代表。独立後は活動範囲を広げ、自由な立場からチューリッヒ、ニューヨークでの豊富な相場体験をもとに、国際金融、マクロ経済動向を分析している。日経電子版マネー面「金のつぶやき」、日経マネー、日経ヴェリタスに連載中。主な著書は『金を通して世界を読む』(日本経済新聞出版社、2008)、共著として『金はどうして騰がるのか』(宝島社、2011)がある。

8月は夏休みで定例講演会は休会です

日本の政治の「今」と「これから」を考える

7月27日(金)第4256回        枝野  幸男氏(立憲民主党代表)

講師紹介

1964年(昭和 39年) 5月 31日、栃木県宇都宮市に生まれ。 名前の音「ゆきお」は尾崎行雄ファンの祖父が命名。サラリーマンだった父は勤め先の倒産で失業も経験し、その後、小さな町工場を営む。中学、高校と合唱部に所属し、中学校ではNHK全国学校音楽コンクール全国大会で優勝。現在も趣味はカラオケ。東北大学法学部卒業後、24歳で司法試験に合格し、弁護士となる。日本新党の候補者公募に合格。1993(平成 5)年、旧埼玉 5区から衆議院議員に初当選。民主党政権で、内閣官房長官、経済産業大臣、内閣府特命担当大臣[行政刷新、沖縄及び北方対策]、民主党幹事長等を務める。2017年(平成 29年)10月 3日、立憲民主党を設立し代表に就任。

脳を知り脳を活かす

7月6日(金)第4253回        池谷  裕二氏(東京大学大学院薬学系研究科教授)

講師紹介

1970年生まれ。89年静岡県藤枝東高校卒業。東京大学理科一類入学後、薬学部へ転部。93年薬剤師免許取得。同大学大学院薬学系研究科に進学。98年博士号(薬学)取得。
2002年から2005年までコロンビア大学で客員研究員。2006年から東京大学大学院薬学系研究科講師、07年同准教授を経て14年から教授。主な著書に『自分が気づかない、ココロの盲点』(講談社ブルーバックス 2016)、『脳には妙なクセがある』(扶桑新書 2013)、『単純な脳、複雑な「私」』(朝日出版社 2009)、『脳はなにかと言い訳をする』(祥伝社 2006)がある。

日銀超金融緩和の副作用と財政危機

6月29日(金)第4252回       加藤  出氏(東短リサーチ社長)

日銀の超金融緩和策は6年目に入りましたが、インフレ目標の達成はまだ見えません。が、この政策の長期化は財政面での
感覚麻痺など副作用を多く招き始めています。出口政策の是非を含めて日銀の直面する課題を整理します。

講師紹介 

1965年生まれ。88年横浜国立大学経済学部卒業後、東京短資㈱入社。金融先物、CPなど短期市場のブローカーとエコノミストを兼務。2002年東短リサーチ取締役チーフエコノミスト。同年から大和総研アメリカ、ライトソンICAP(FRB watching専門のシンクタンク)客員研究員、09年中央大学商学部兼任講師、13年2月より現職。主な著書『バーナンキのFRB ―知られざる米中央銀行の実態とこれからの金融政策』(共著、ダイヤモンド社、2006)、『メジャーリーグとだだちゃ豆で読み解く金融市場 ―No.1日銀ウォッチャーが語る金融・為替政策の真実』(ダイヤモンド社、2004)、『新東京マネーマーケット』(有斐閣、共著、2002)、『日銀は死んだのか?―超金融緩和政策の功罪』(日本経済新聞社、2001)。