インターネット・ゴールドラッシュ時代の投資戦略

9月29日 第4218回         武者リサーチ代表   武者 陵司氏

新産業革命進展で主役交代が如実です。米国の時価総額トップはネットコア企業。日本でも主役企業衰弱の一方、小型株価が大幅上昇。技術革命はしがらみの少ない中小企業に有利に。マクロ面でも高収益、低金利、低インフレなど良好な環境が続く。この時代の投資戦略を考えます。

講師紹介

1949年生まれ。1973年に横浜国大経済学部を卒業し、大和証券に入社。企業調査アナリスト。1988年ニューヨーク駐在、大和総研アメリカでチーフアナリストとして米国のマクロ、ミクロを調査。93年大和総研企業調査第二部長。97年ドイツ証券入社。2005年5月ドイツ証券副会長兼チーフ・インベストメント・アドバイザー。09年7月武者リサーチ代表。

朝鮮半島問題に解はあるか

北朝鮮は核とICBMの実戦化に近づいたとされています。米国は軍事的手段も排除しないとしつつ、安保理制裁を強化し、中国が北朝鮮に意味ある圧力を行使するよう迫っています。北朝鮮が核放棄に至るシナリオはあるのか検証します。

講師紹介

1947年生まれ。69年京都大学法学部卒業後、外務省入省。72年オックスフォード大学政治経済学修士課程修了。外務省では85年に北米局北米二課長、87年アジア局北東アジア課長。89年英国国際戦略問題研究所研究員、96年北米局審議官、2000年経済局長、02年より政務担当外務審議官。05年8月退官。9月より日本国際交流センターにてシニア・フェロー。10年10月に現職。主な著書に『日本外交の挑戦』(角川新書、2015)、『プロフェッショナルの交渉力』(講談社、2009年)、『外交の力』(日本経済新聞出版社、2009年)、『国家と外交』(講談社、2005)がある。

大規模地震対策特別措置法見直しと予知の実力

9月15日(金)第4214回      長尾 年恭氏(東海大学教授、海洋研究所長 地震予知・火山津波研究部門長)

現在、内閣府で大規模地震対策特別措置法(いわゆる東海地震の予知対応の法律)の見直しの議論が行われています。
そこでどのような議論が行われているのか、現在の予知の本当の実力はどの程度なのか、最新の知見も含めてご紹介します。

 

講師紹介

1955年生まれ。87年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。大学院在学中に第22次日本南極地域観測越冬隊に参加。昭和基地にて越冬。重力、地殻変動、地殻熱流量観測等に従事。88年6月より金沢大学理学部助手。91年11月より1年間、地震予知研究のため、アテネ大学物理学部へ留学。96年から東海大学海洋研究所地震予知研究センター。2006年より東京大学地震研究所・客員教授を経て現職。14年から一般社団法人「日本地震予知学会」理事・副会長、一般社団法人「強靭な理想の住宅を創る会」代表理事。

自民党、そして日本の今後について

9月8日(金)第4215回        石破  茂氏(衆議院議員)

講師紹介
1957年生まれ。79年慶応義塾大学法学部卒業後、三井銀行入行。83年三井銀行を退職し、木曜クラブ勤務。86年第38回衆議院議員総選挙に自民党公認で出馬し、初当選。以後、9期連続当選。2000年に第2次森内閣で農林水産政務次官、02年第1次小泉改造内閣で防衛庁長官に任命され初入閣。08年福田康夫首相退陣に伴う、自民党総裁選に出馬し、5名中最下位。08年麻生太郎内閣で農林水産大臣。09年自民党政調会長に就任。12年9月自民党総裁選に出馬、地方票、国会囲議員票を合わせた第1回目投票で立候補者5名中トップだった。が、国会議員だけの第2回目投票では安倍晋三氏に負ける。14年9月第2次安倍改造内閣で地方創生担当大臣に任命される。16年8月第2次安倍内閣改造では内閣府特命担当大臣に、第3次安倍内閣では国務大臣(地方創生・国家戦略特区担当)に再任された。15年9月に自らの派閥「水月会」結成。16年8月の第2次改造内閣で大臣退任。

政治の面白さ、怖さ

ここ数カ月の安倍政権の支持率の急落ぶりはあらためて政治の面白さと怖さを実感させました。長期政権を支えてきたはずの幾つかの権力運営の「強み」がオセロのように「弱み」へと変貌した経緯を検証しながら、逆に追い込まれた安倍首相が「改憲」で反転攻勢に出る可能性を指摘します。併せて野党を含む今後の政局を展望しつつ現在の政治報道の「弱み」も考えてみます。

講師紹介
1962年生まれ。85年東京大学法学部(政治コース)卒業後、朝日新聞入社。熊本支局、西部本社社会部を経て89年政治部へ。主に自民党竹下派と内政官庁を担当。94年から週刊朝日、2000年には月刊論座で出版系記者・編集者も経験。01年、自民党平河倶楽部、03年政党担当デスク。11年より政治部長。現在編集委員。

ITを軸にした世界経済の変化について

9月1日(金)第4214回         野口 悠紀雄氏(早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問)

現在の世界は、グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンによってリードされている。その後にUnicom企業が続き、さらにブロックチェーンによって自動的に運営される事業体が続く。そうしたIT企業の展開が世界経済に与える影響について考えいます。

講師紹介
1940年、東京生まれ。1963年、東京大学工学部卒業。1964年、大蔵省入省。1972年、エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授(先端経済工学研究センター長)、スタンフォード大学客員教授などを経て、2005年4月より早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授。2011年4月より 早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問。一橋大学名誉教授。 『製造業が日本を滅ぼす』(ダイヤモンド社、2012)、『日本式モノづくりの敗戦』(東洋経済新報社、13)、『金融緩和で日本は破綻する』(ダイヤモンド社、13)、『変わった世界 変わらない日本』(講談社現代新書、14)『仮想通貨革命—ビットコインは始まりにすぎない』(ダイヤモンド社、14)。

昭和・平成そして新時代へ~今上天皇の「生前退位」を考える~

昨年8月8日に今上天皇はビデオメッセージで「生前退位」を訴え、社会に衝撃を与えました。この発言は現代社会の天皇に関心を深めてほしいとの意図もあったように思います。今上天皇は今何を望んでいるのか。次代を予想しつつ考えます。

講師紹介
1939年生まれ。同志社大学文学部社会学科卒業。日本文藝家協会、日本ペンクラブの会員「昭和史を語り継ぐ会」を主宰。主に日本近代史(とくに昭和史)の事象、事件、人物に題材を求め、延べ4000人余の人びとに聞き書きを行い、ノンフィクション、評論、評伝などの分野の作品を発表している。また、「医学・医療と社会の関係」をテーマにした作品や教育に関する著作も多い。主要作品に、『昭和陸軍の研究(上下)』(朝日新聞社)『吉田茂という逆説』『秩父宮』『幻の終戦』(以上、中央公論新社)『東條英機と天皇の時代(上下)』『瀬島龍三(ある参謀の昭和史)』『後藤田正晴(異色官僚政治家の軌跡)』(文藝春秋)『昭和史がわかる55のポイント』(PHP研究所)などのほか、『安楽死と尊厳死』『(以上、講談社現代新書)『大学医学部』『大学医学部の危機』『医療崩壊』(以上、講談社)『医学・医療界の内幕』(朝日文庫)『実学と虚学』『昭和史七つの謎』(講談社文庫)『昭和史七つの謎part2』(講談社)『あの戦争は何だったのか』(新潮新書)、『愛する人を喪ったあなたへ』(朝日新聞出版)、『昭和天皇』(中央公論新社)、『ナショナリズムの昭和』(幻戯書房)など多数。現在、『昭和史の大河を往く』シリ-ズ(毎日新聞社)は、全11巻を数えている。一連の昭和史研究で、2004年に菊池寛賞を受賞。

綻びだした安倍長期政権と今後の政治展望

通算在位日数が戦後3位となった安倍政権は、長期安定状況ながら、疑惑噴出などで『権力の綻び』も目立ち始めました。『宿願の改憲』に向けて突進する安倍首相の改憲プランの虚実を解剖し、政権の今後を展望します。

講師紹介
 1946年高知県生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。「文藝春秋」編集記者を経て83年独立、『霞が関が震えた日』(講談社文庫)で第5回講談社ノンフィクション賞受賞。著書に『国家の危機と首相の決断』(角川SSC新書、12)、『日本の内閣総理大臣事典』(監修、辰巳出版、11)、『辞める首相 辞めない首相』(日経プレミアシリーズ、11)、『まるわかり政治語辞典』(平凡社新書、11)、『民主党政権の真実』(毎日新聞社、10)、『熱い夜明け』(講談社、10)、『憲法政戦』(日本経済新聞出版社、10)、『民主党の研究』(平凡社新書、09)、『危機の政権』(東洋経済新報社、07)、『昭和30年代』(平凡社新書、07)、『首長』(講談社、07)、『安倍晋三の力量』(平凡社新書、06)。

害のある薬をやめる方法を考える-薬のチェックは命のチェック

7月7日(金)第4211回       浜 六郎氏(医師、NPO医薬ビジランスセンター理事長)

医者にかかれば、たくさんの薬が処方されます。降圧剤、コレステロール低下剤、糖尿病用剤、睡眠剤などなど。止めると元気になることが多い。しかし、止めるのは難しい。どうすれば、止められるのか、止めても健康でいられるかを考えます。

講師紹介
1945年生まれ。69年大阪大学医学部卒業。大阪府衛生部を経て77年から阪南中央病院勤務。86年に製薬会社から独立した医薬品情報誌を創刊。医薬ビジランスセンターを設立し、その後、2000年にNPO法人医薬ビジランスセンターに。01年から季刊誌『薬のチェックは命のチェック』を発行、15年から『薬のチェックTIP』に変更。主な著書に『読んでやめる精神の薬』(金曜日、2014)、『命を脅かす医学の常識』(宝島SUGOI文庫)、2012『認知症にさせられる』(幻冬舎、2010)、『新版のんではいけない薬』(金曜日、2006)などがある。

 

2017年後半、新たな有事相場への備え

欧米市場は新たな有事リスクに身構えている。第二の北朝鮮と言われるイランを巡る米露緊張。英国との手切れ金を7兆円から10兆円に引き上げるEU。秋の共産党大会に向け、強硬外交をちらつかせる中国。米国ではFBI長官解任が第二のウオーターゲートとなるのか。そして個人投資家の有事対応はどうすべきかなどについて話します。

講師紹介
1948年東京生まれ。一橋大学経済学部卒(国際経済専攻)。三菱銀行(現・三菱東京UFJ銀行)入行後、スイス銀行にて国際金融業務に配属され、外国為替貴金属ディーラーとなる。2011年9月までワールド・ゴールド・カウンシルで日本代表。 独立後は、活動範囲を拡大。自由な立場から、チューリッヒ、NYでの豊富な相場体験をもとに、国際金融、マクロ経済動向を分析する。日経電子版マネー面「金のつぶやき」、日経マネー、日経ヴェリタスに連載中。主な著書は『金を通して世界を読む』(日本経済新聞出版社、2008)。共著として『金はどうして騰がるのか』(宝島社、2011)