編集後記 2013年5月号

講師の中で最も早口の一人だった中岡望さんも歳とともにだいぶゆっくりになってきました。大学の講義ではどうなのか、取材できていませんが、講演前日が卒業式とかで流行の袴姿の女子学生に囲まれていたのかと思いきや一人もいない由。理由は単純、ミッション系女子大だからです。
 バンカー出身の作家は結構いますが、ナンバー2まで登りつめた後の転進は三戸岡道夫さんくらいのものでしょう。気をつけていると『二宮金次郎の一生』などは毎月のように新聞に広告が載っていて、10年前の初版が目下31刷、大変なものです。本名は大貫満雄さんで、ペンネームの謂れは多少いい加減です。
 講演前の写真撮影の際、東洋経済の緒方カメラマンが川本裕子さんの振袖姿の写真をプレゼント。大証の社外取締役をしている関係で今年の大発会のセレモニーに参加したときの写真で、「うれしい」を連発されていました。経済倶楽部の講演会にも一度、和装で登場いただけると会場は盛り上がるでしょう。
 早大の先生が二週続いたのはあまり記憶にないですが、原田泰さんは「私はまだなり立てだから」と開口一番、弁解してくれました。元官庁エコノミストとは思えぬ歯切れの良さが身上で、昨今はリフレ派の中心人物の一人として活躍中。講演で自ら笑うのが多いのも特徴です。
 次号は後藤謙次氏(アベノミクスと参院選)、藤本隆宏氏(日本のものづくり現場)、叶芳和氏(アジアと日本)、伊藤元重氏(日本経済展望)です。