編集後記 2011年7月号

 ライトブルーのジャケットで颯爽と登壇した中林美恵子さんは前回総選挙で自民現職相手に当選した1回生。横浜市中区・磯子区・金沢区という海沿いの地区が選挙区で、シンボルカラーにこだわっています。予算委員会で活躍しつつも、どのグループにも所属しない才媛の独歩派です。

 東大名誉教授となると重厚な物言いを想像しがちですが、猪口孝さんは速射砲並みの話し方。しかも当たるを幸いなぎ倒す態で聞くほうはついつい引き込まれることに。しかし中身は笑ってばかりはいられない厳しい苦言が詰まっています。猪口邦子参議院議員とのおしどり学者コンビは有名です。

 新聞テレビでは容易に得られない情報が身上の歳川隆雄さんは、経済倶楽部と週刊東洋経済の常連です。会員からは「どうやってあんな情報を手に入れるんだろうか」と聞かれますが、ニューソースは秘中の秘?専門のアメリカ、朝鮮半島はともかく、今回のフランス情報はかなり私的な事情から。

 経済倶楽部会員の話を聞くのも親近感があります。吉崎達彦さんは商社の広報マンとしてスタートを切り、有名な広報誌「トレードピア」を担当。その後、ブルッキングス留学に手を上げたら、運よく通って研究の道へ。競馬、将棋が好きな勝負強いエコノミストです。講演直前のG1も当てたとか。

 次号は浜矩子氏(世界と日本)、小林和男氏(ロシアと日本)、松本健一氏(政治と思想)、菅野典雄氏(飯舘村から)です。 (A*T)