編集後記2017年2月号

【編集後記】 豊洲新市場の地下水から9回目の最終調査で国の基準値を大幅に上回る有害物質が検出されました。今回の調査は入札で選ばれたこれまでとは異なる調査機関が行いました。なぜこれまでとは大幅にことなる結果が出たのか。諸説紛々ですが、これから何度調査しても今回の結果を消すことはできません。こうした状況に陥る将来のリスクを否定できないのです。地下水が基準値を超えたからといって地上で取引される生鮮品に危険が及ぶわけではないといった専門家の発言がありますが、まさに噴飯ものです。地下水が汚染されていれば気化した有毒ガスが地上に上がってくる。それを防ぐために盛り土をするということではなかったのか。そしてその盛り土は存在しないのです。この計画は白紙に戻すしかないでしょう。
 次号は、藤原帰一氏「トランプのアメリカ」、若田部昌澄氏「トランポノミクスとは何か」、庄司克宏氏「欧州懐疑派の台頭に揺れるEUの2017年」、田中秀征氏「トランプ大統領と日本」を掲載予定です。