編集後記2017年12月号

【編集後記】 総選挙の結果について、メディアには、「自民党圧勝」とか「自民党大勝」という言葉が溢れましたが、果たしてそうでしょうか。議席数では前回並みでしたが、比例区の得票率をみる限り、とても圧勝とか大勝と呼べる水準ではありません。これで改憲を始めとした俄か仕立ての公約のすべてがお墨付きを貰えたと考えるのはお門違いというものでしょう。とりあえず国民は政権運営を安倍政権にゆだねましたが、それは現状ではそれ以外の選択肢がなかったからです。しかもこの結果は違憲状態の一票の格差に助けられたものであることを見逃してはなりません。次号は、水島治郎氏「ポピュリズムの時代なのか:岐路に立つ現代デモクラシー」、高原明生氏「第19回党大会後の中国」、佐和隆光氏「文系軽視・理系偏重は日本を滅ぼす」を掲載予定です。