いよいよトランプ氏の米大統領就任が近づいてきました。選挙期間中の過激な言動から大統領としての資質を問う声も聞かれましたが、大統領就任後の米国の政策がどのようなものになるのかについては、いまだ確固とした姿は見えていません。メキシコとの国境に築かれる壁や不法移民の国外退去については、いたって現実的な対応にトーンダウンしている一方で、自動車メーカーのメキシコ工場新設計画に対しては、激しい恫喝を繰り出してメーカーを震撼させています。WTOやNAFTAなど、戦後積み上げられてきた自由貿易体制の崩壊につながりかねない発言がどの程度実際の政策に反映されるのか。そして経済政策はどのようなものになるのか。本日はトランポノミクスがどのようなものになるのか、若田部先生に解説していただきます。

*中部経済倶楽部 2017年の定例講演会は1月19日(木)が加藤 出・東短リサーチ社長。(同:名古屋国際ホテル)です。2月は8日(水)が国際金融問題研究家の豊島逸夫氏、22日(水)が富坂聰・拓殖大学教授です。ご都合のつく方はご参加ください。

*映画鑑賞会 1月13日はディーン・ストックエル主演の『緑色の髪の少年』です。ご講演終了後の14時40分開始予定です。上映時間82分。