明治維新から150年を迎える今年は、保守層を中心に明治維新と日本の近代化を顕彰する動きが高まっています。明治以後の日本では、「勝てば官軍、負ければ賊軍」という言葉が示すように、天皇を錦の御旗とした薩長政府が日本を支配し、これに抵抗した勢力は長い間、歴史の闇に押し込められてきました。近年、江戸時代の再評価も進んではいますが、大日本帝国時代を無批判に懐かしむ人々は依然として少なくありません。大衆文芸の世界を含めて、日本人の心情に深く刷り込まれ続けて来た明治維新の栄光を、改めて客観的に見直すことが必要なのではないでしょうか。本日は原田さんに明治維新という過ちについて語っていただきます。

中部経済倶楽部3月の定例講演会は6日(火)が福富満久・一橋大学大学院教授の「2018年の中東情勢を読む」、14日(水)が澤上篤人・さわかみホールディングス代表の「ここからの投資をどう考えるか」です。ご都合のつく方はご参加ください。

*映画鑑賞会 2月からは日本の名作シリーズで、3月まで「溝口健二特集」を行います。3月2日は

溝口健二監督、田中絹代、乙羽信子主演による『お遊さま』です。上映時間は89分。午後2時40分頃

から開始します。