事務局便り 2018.3.23

安倍政権は森友問題を巡る公文書の改ざんが判明し、政権発足以来最大の危機に直面していますが、経済政策においても重要政策が立ち往生して手詰まりの状況に追い込まれています。短期的なカンフル剤のはずだった金融財政政策への過度の依存が長期化してマーケットの歪みが顕在化する一方、構造的な財政赤字は放置され、公的債務の膨張には歯止めがかかっていません。強硬一本やりで米国に追随してきた対北朝鮮外交も、米朝首脳会談の合意によって梯子を外される危険が迫っています。米欧が出口戦略を模索し始めるなかで、超金融緩和を実践してきた黒田日銀体制の継続を決めた政権の頑なな短期的政策依存は将来に禍根を残すリスクを一層高めることになるのではないでしょうか。本日は、アベノミクスに警鐘を鳴らし続けてきた浜矩子先生に、改めてグローバル経済と安倍政権の今後を一刀両断していただきます。

中部経済倶楽部 4月の定例講演会は12日(木)が佐治信行・三菱UFJモルガン・スタンレー証券チーフエコノミストの「ここからの内外経済見通し」、25日(水)が中岡望・東洋英和女学院大学客員教授の「米国政治の現状と展望」です。ご都合のつく方はご参加ください。

*映画鑑賞会 3月中は「溝口健二特集」です。23日は溝口健二監督、田中絹代主演による『西鶴一代女』です。上映時間は136分。本日開始は午後2時30分になります。