事務局便り  2019.2.1

英国のEU離脱問題は、EU側と交渉を重ねてきたメイ首相の提案が議会で否決され、混迷を深めています。合意なしの離脱になれば、英国に進出している外国企業を含めて英国の産業界は極めて深刻な打撃を受けることになるでしょう。しかもEU加盟国であるアイルランドとの間の国境封鎖は長年英国を苦しめてきた北アイルランド問題を再燃させることになりかねません。英国にとって何の利益にもならないEU離脱をなぜ選択してしまったのか。国民投票で民意を問うことの危うさを改めて気づかせてくれました。そして英知を結集できない英国議会の惨状は、とりもなおさず、議会制民主主義の危機でもあります。こうした事態を引き起こした無責任な政治家のデマゴーグにあおられたポピュリズムは大陸の欧州諸国にも広がっており、大戦の反省から生まれた欧州統合の理念は最大の危機に直面しています。欧州はこれからどこに向かうのか。本日は庄司先生に解読していただきます。 

*中部経済倶楽部 2月の定例講演会は12日(火)が笹川平和財団上席研究員の渡部恒雄氏(会場:東京第一ホテル錦)、26日(火)が国際金融マーケット研究家の豊島逸夫氏(同:東京第一ホテル錦)を予定しています。ご都合のつく方はご参加下さい。

*映画鑑賞会  本日は米国映画『緑園の天使』です。 監督:C・ブラウン 主演:ミッキー・ルーニー、エリザベス・テイラー   上映時間124分。午後2時40分頃開始します。