事務局便り  2019.2.22

 国会では連日、厚生労働省の統計不正が取り上げられています。当初の毎月勤労統計調査における大規模事業所の不適切な扱いに止まらず、中規模事業所の入れ替えの問題など、政権に有利な結果を導き出すような調査方式の変更が行われたのではないか、との疑惑が持ち上がっています。変更の意図に関する真偽はいまだ藪の中ですが、有識者検討会で座長がこれまで通りの方式で行うことが適当と締めくくったにも関わらず、厚生労働省は一部入れ替え方式を強行し、賃金の落ち込みを防いだことが判明しています。統計結果は政策判断や政策の評価の基盤であり、恣意的な操作が疑われること自体があってはならないことです。安倍首相は「そのような指示はしていない」と答弁していますが、官僚が政府のご意向を忖度するような体制を築いてしまったこと自体が、民主国家の危機であると言えるでしょう。一方で、日本銀行は政府と一体化して、中央銀行としての独立性が危機に瀕していると危惧されています。本日は、白川前総裁に、中央銀行のあり方について論じていただきます。

*中部経済倶楽部 2月の定例講演会は26日(火)が国際金融マーケット研究家の豊島逸夫氏(会場:名古屋国際ホテル)、3月は12日(火)が現代中国問題研究家の津上俊哉氏(同:東京第一ホテル錦)、20日(水)がTBSキャスターの星浩氏(同)を予定しています。ご都合のつく方はご参加下さい。

*映画鑑賞会  本日はジョン・ヒューストン監督、ハンフリー・ボガード主演の米国映画『マルタの鷹』。上映時間100分。午後2時40分頃開始します。