事務局便り  2019.3.1

明治維新は、暴力とテロルによって徳川の幕藩体制を打倒し、天皇と言う錦の御旗を掲げて日本を薩長軍閥による中央集権的な大日本帝国に塗り替えるものでした。維新後に発生した民権運動はことごとく圧殺され、不十分ではあるが、議会制民主主義の発展はみられたものの、やがてそれも、軍国主義の嵐に飲み込まれてしまいました。天皇の統帥権の存在とそれを利用した軍閥支配が、日本を誤った方向に導き、悲惨な結果に至ったことは否定できないでしょう。それにも関わらず、明治政府によってつくられた皇室典範を金科玉条のものとして皇室の存続を危うくしている勢力が保守層の中に巣くっています。明治を称揚してそれ以前の徳川時代を全否定するのではなく、公平な目で歴史を見直す必要があるのではないでしょうか。本日は久しぶりに碩学山内昌之先生をお招きして、パクス・トクガワナを論じていただきます。

*中部経済倶楽部 3月は12日(火)が現代中国問題研究家の津上俊哉氏(同:東京第一ホテル錦)、20日(水)がTBSキャスターの星浩氏(同)を予定しています。ご都合のつく方はご参加下さい。

*映画鑑賞会  本日はM・パウエル監督、デボラ・カー主演のイギリス映画『黒水仙』。上映時間100分。午後2時40分頃開始します。