安倍政権の対外政策――領土と歴史を中心に

11月8日(金) 第4048回 京都産業大学世界問題研究所長、教授  東郷 和彦氏

領土と歴史認識が近隣国との関係をこじらせています。元外交官で静岡県対外関係補佐官を兼務する講師は、かねて二島先行返還論など独自の政策を唱えています。安倍外交論の先週に続くいわば近隣編です。

講師略歴

1945年生まれ。東京大学教養学部卒業後、外務省に入省。主にロシア関係部署を中心に勤務し、条約局長、欧亜局長、駐オランダ大使を経て2002年に退官。その後、ライデン大学、プリンストン大学、ソウル国立大学ほかで教鞭をとり、09年ライデン大学で博士号。10年より現職。11年より静岡県対外関係補佐官。主な近著に『鏡の中の自己認識:日本と韓国の歴史・文化・未来』(共編著、御茶の水書房、12)、『日本の領土問題:北方四島・竹島・尖閣諸島』(共著、角川新書oneテーマ21 、12)、『『東北』共同体からの再生:東日本大震災と日本の未来』(共著、藤原書店、11)、『北方領土交渉秘録、失われた五度の機会』(新潮文庫、11=文庫化)、『日本外交政策 1945~2009年:能動的政策の探求』(ブリル出版、10)『戦後日本が失ったもの: 風景・人間・国家』(角川新書oneテーマ21、10)、『歴史と外交:靖国・アジア・東京裁判』(講談社現代新書、08)。