6月10日(金)第4163回      政策研究大学院大学教授 井堀  利宏

短期的な成果を重視するアベノミクスの問題点を指摘します。併せて中長期的視点で将来世代により配慮する経済や制度の改革実現への方策について社会保障制度改革や選挙制度改革を中心に議論します。

講師紹介

1952年生まれ。74年東京大学経済学部卒業。76年同大学院経済研究科修士課程修了。80年12月ジョンズ・ホプキンス大学大学院経済学研究科博士課程修了。81年3月東京大学大学院博士後期課程退学。81年5月ジョンズ・ホプキンス大学Ph.D、東京都立大学経済学部助教授。85年4月大阪大学経済学部助教授、95年同大学教授、96年東京大学大学院経済学研究科教授を経て2015年4月政策研究大学院大学教授。主な著作に『消費増税は、なぜ経済学的に正しいのか-世代間格差拡大の財政的研究』(ダイヤモンド社。2016)、『大学4年間の経済学が10時間でざっと学べる』(KADOKAWA/中経出版、2015)、『「歳出の無駄」の研究』(日本経済新聞出版、2011)、『要説:日本の財政・税制』(税務経理協会、2011)、『入門  マクロ経済学』(新世社、2011)、『新たなリスクと社会保障』(東京大学出版会、2011)、『財政政策と社会保障』(慶応義塾大学出版会、2010)、『入門  ミクロ経済学』(新世社、2004)、『課税の経済理論』(岩波書店、2003)、『公共事業の正しい考え方』(中央公論社、2001)などがある。