9月23日(金)第4173回   東京大学大学院教授 高原  明生氏

習近平政権は反腐敗を推進し、昨年末には大胆な軍改革まで打ち出して順風満帆に見えました。が、年初からは指導者間の様々な不協和音が聞こえます。経済減速を背景に、来年の党大会を控えた中国の政治動向について語ります。

講師紹介

1958年神戸市生まれ。81年東京大学法学部卒業。英Sussex大学開発問題研究所博士課程修了。桜美林大学助教授立教大学教授を経て2005年より現職。著訳書に『日中関係史』(共著、有斐閣アルマ、13)、『「領土問題」の論じ方(共著、岩波ブックレット、13)、『日中関係史1972‐2012〈1〉政治』(共編著、東大出版会、12)、『10年後の中国(共監修、講談社、11)、『中日関係史1978‐2008』(監訳、東大出版会、09)、『現代アジア研究〈1〉越境』(共編著、慶大出版会、08)『毛沢東、鄧小平そして江沢民』(共編著、東洋経済新報社、99)など。海上保安庁政策アドバイザー、新日中友好21世紀委員会秘書長など兼務。