欧米市場は新たな有事リスクに身構えている。第二の北朝鮮と言われるイランを巡る米露緊張。英国との手切れ金を7兆円から10兆円に引き上げるEU。秋の共産党大会に向け、強硬外交をちらつかせる中国。米国ではFBI長官解任が第二のウオーターゲートとなるのか。そして個人投資家の有事対応はどうすべきかなどについて話します。

講師紹介
1948年東京生まれ。一橋大学経済学部卒(国際経済専攻)。三菱銀行(現・三菱東京UFJ銀行)入行後、スイス銀行にて国際金融業務に配属され、外国為替貴金属ディーラーとなる。2011年9月までワールド・ゴールド・カウンシルで日本代表。 独立後は、活動範囲を拡大。自由な立場から、チューリッヒ、NYでの豊富な相場体験をもとに、国際金融、マクロ経済動向を分析する。日経電子版マネー面「金のつぶやき」、日経マネー、日経ヴェリタスに連載中。主な著書は『金を通して世界を読む』(日本経済新聞出版社、2008)。共著として『金はどうして騰がるのか』(宝島社、2011)