10月5日(金)第4261回         飯尾   潤氏(政策研究大学院大学教授)

欧米先進国ではポピュリストが勢力を拡大し、以前には想像も出来なかった変動が起こっています。安倍内閣のもとで安定しているように見える日本政治に、危機の芽はないのか。社会の変化と民主政の将来について考えます。

講師紹介

1962年神戸市生まれ。86年東京大学法学部卒業、92年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了・法学博士、92年埼玉大学大学院政策科学研究科講師、93年同助教授、その後、先端科学技術研究センター教授、生産技術研究所教授を経て2000年、本学教授に就任し現在に至る。01-02年ハーバード大学客員研究員として滞米。 09年-11年本学副学長。主な著書に『現代日本の政策体系―政策の模倣から創造へ』(ちくま新書、2013)、『日本の統治構造―官僚内閣制から議院内閣制へ』(中公新書、2007=サントリー学芸賞)、『年金改革の政治経済学』(共著、東洋経済新報社、2005)、共著書に『政治改革1800日の真実』(共著、講談社、1999)、『民営化の政治過程』(東京大学出版会、1993)がある。