4月26日(金)第4287回        三浦  瑠麗氏(国際政治学者)

国際情勢が流動化し、ポピュリズムが台頭する中で、国民国家強化と負担共有を通じた戦争抑止の試みを探りながら、
カントの『永久平和のために』を手掛かりに現代の徴兵制の象徴的意義を考えます。

講師紹介

1980年神奈川県生まれ。99年神奈川県立湘南高校を卒業し、東京大学理科一類に入学。2001年同大
学農学部生物環境科学課程に進学。04年4月、東京大学大学院公共政策学教育部(公共政策大学院)専
門修士課程に入学。10年10月東京大学大学院法学政治学研究科総合法政専攻博士課程修了し、法学博
士に。07年日本学術振興会特別研究員を経て現職。10年に「長期的視野に立った成長戦略-ワーキン
グマザー倍増計画」で東洋経済新報社主催の第26回高橋亀吉記念賞で佳作受賞。主な著書に
『21世紀の戦争と平和』(新潮社 2019)、 『「トラン プ時代の新世界秩序』(潮新書、2017)、
『日本に絶望している人のための政治入門』(文春新書、15)が あります。