編集後記 2022年1月号

【編集後記】 2021年も年の瀬に至ってまたも新たな統計不正が明るみに出ました。三年前の厚生労働省の問題が表面化した際には、全ての官庁統計の作成が適切に行われているかどうかが精査されて、必要な改善がなされたはずでした。しかし、いくら形式的な調査を行っても、担当者が統計の意味を理解して本来の趣旨から外れないように誠実に取り組んでいるかどうかまでは検証できなかったのでしょう。どうやら、お役所の統計に対する意識は依然としてお粗末極まるものであるようです。安倍・菅政権の強権政治体質が権力に阿ってつじつま合わせの杜撰な統計をはびこらせた遠因ではないでしょうか。
次号は豊島逸夫氏「コロナ相場、本番は2022年」、嶋中雄二氏「2022年の日本経済展望」、寺島実郎氏「日本経済・産業再生の視座」を掲載予定です。