編集後記 2022年7月号

【編集後記】 為替相場は歴史的な円安局面に突入しています。米国が景気の過熱と資源価格の急騰によるインフレ対応で急ピッチの利上げに動き、欧州各国も金融引き締めに動く中で開かれた日銀の政策決定会合は、ゼロ金利政策の継続を決定、円安がさらに進行しています。日米金利差の拡大から考えても円安には歯止めがかからない可能性が高く、日本の物価上昇もさらに深刻なものになるでしょう。日銀は低金利政策の継続の理由として景気回復に水をさすリスクをあげていますが、そもそも低金利政策が経済の停滞に対して基本的に効果がなかった事実を無視し続けています。
次号は渡部恒雄氏「ロシア・ウクライナ戦争とアメリカの戦略」、前田昌孝氏「株式市場の本当の話」、廣瀬陽子氏「ロシアのウクライナ侵攻と旧ソ連空間の動き」を掲載予定です。