編集後記 2022年12月号

【編集後記】 米国のインフレが減速したことから、FRBによる利上げがペースダウンするとの見方が強まり、円が買い戻されました。しかし、金融政策の方向性の違いや日本経済のパフォーマンスの低さなど、円が再び売られる状況は基本的に変わっていません。景気の好転や金融政策の転換がなければ円安局面に大きな変化はないでしょう。記録的な円安は海外資本にとっては、日本買いのチャンスでもあります。企業、不動産から文化遺産まで、なけなしの大事な資産を失うリスクが高まっていることに真剣に向き合う必要があります。
次号は三品和広氏「企業成長と経営者」、小泉悠氏「ロシア・ウクライナ戦争と日本の安全保障」、豊島逸夫氏「マーケットは収縮の時代へ―マーケットをよむ勘所」、唐鎌大輔氏「欧州経済の現状と展望」を掲載予定です。