編集後記 2013年7月号

 日本経済研究センターというエコノミスト集団の組織に三年。針のむしろだったと前田昌孝さんの冗談ですが、確かにジャーナリストとは別の世界で苦労をされたようではあります。でもこの間、センターの日常業務の活性化などではしっかりと足跡を残されて、今はまた証券記者としてのびのびと(?)仕事をされています。
 エコノミストといえばスペシャリストであってマネジメントとは普通はかみ合いませんが、加藤出さんはこの2月から東短リサーチの社長に就任という異色の人事で話題を呼びました。社長の仕事は1割くらいのようですが、それでも大変でしょう。1年の半分近く世界を飛び回る行動派エコノミストです。
 多忙といえば寺島実郎さんほど忙しいエコノミストも少ないのでは? 多摩大学学長、日本総研の理事長に寺島文庫の運営、テレビ、講演、執筆、海外出張、さらには政府委員など公職いろいろ。でも体調は良いそうで「あとは体重が少し減るといいのだけれど」とのことでした。
 辺という名字は結構多いそうですが目にすることは少なくて、映画監督のピョン・ヨンジュ氏くらいでしょうか。ヘンと漢字読みすることは少ないので、やはりピョン・ジンイルさんが収まりがいいのでしょう。拉致被害者に肉薄されているのが講演でわかりちょっとびっくり…。
 次号は歳川隆雄氏(安倍長期政権の可能性)、藤崎一郎氏(オバマと日本外交)、小林和男氏(プーチンのロシア)、若田部昌澄氏(リフレ戦記)です。(A)