編集後記 2019年6月号

【編集後記】 梅雨入りを控えた5月後半の東京は、連日30度を超える真夏日が予想されています。その後には例年よりも長い梅雨が待っているようですが、近年雨の降り方も強烈な集中豪雨が多くなりました。極端に振れる気候変動は進行する地球温暖化に起因すると言われますが、東京の場合には、緑を排除し続けた開発の結果としての砂漠化が事態を深刻化させています。猛暑を和らげる最大の武器は緑と水ですが、都市部では依然として、開発が進行し、愚かなことに90万戸近い空き家を生み出しています。人の住まない家を全て木々の緑に変えれば、都市環境は飛躍的に向上するでしょう。時代遅れの新築住宅促進一辺倒の政策が転換するのは一体いつのことでしょうか。
次号は、三浦瑠麗氏「21世紀の戦争と平和」、藻谷浩介氏「人口減で激変する日本、東アジア、世界の2020年代」、酒井啓子氏「中東新冷戦を読み解く」、山田惠資氏「政治の現状と日本の行方」を掲載予定です。