編集後記 2019年12月号

【編集後記】 空気を読めない人をKYと呼んで嘲笑ったり忌避したりする風潮がいつのころからか日本社会に蔓延するようになりました。仲間や集団に溶け込むことをよしとする空気は、時に権力に阿り、不正や不合理を放置して社会を腐敗させる結果につながります。若い世代の保守化は、反抗の芽を摘み取ることで社会の安定を求めてきた宿痾そのものの結果なのかもしれません。しかし、現実を疑い、安定よりも変革を志向する精神がなければ、日本の将来には衰退しか望めないでしょう。
次号は、田原総一朗氏「時代をよむ」、小泉悠氏「2024年のロシアを見通す」、加藤出氏「金融緩和競争再燃の行方」、飯尾潤氏「『有権者は神様です』で民主政は機能できるか」を掲載予定です。