インターネットの普及につれて、新聞や雑誌の販売部数が減少し、テレビの視聴率も低下し続けています。特に30歳代までの若年層は紙媒体離れが顕著になりつつあります。一方では選挙のたびに投票率が低下し、若者が政治に無関心になっているように見えます。こうした状況は、一見平和で何事もなく過ぎているように見える日本社会において、民主主義の危機が静かに、そして深く進行していることを危惧させます。過去の遺産を引きずったまま何も変えることができない社会に、未来を期待できないと感ずることは当然かもしれません。本日は佐々木氏にインターネットと言論の未来について語っていただきます。