これまで、うわさが絶えなかった消費増税の延期と衆議院の解散が実施されないまま、参議院選挙の7月21日実施が告示されました。世界経済が米中貿易戦争などを巡って揺れ動く中で、日本経済は一応順風の中を進んでいるように見えます。しかし、米国が景気減速に向けて金融緩和政策を模索し始めている中で、日本経済はその手立てをほとんど持っていません。加えて、商業捕鯨の再開や韓国企業への半導体関連品目に対する輸出規制強化など、国内の政治的圧力にのみ目を向けた危うい政策を次々に実行に移しているのは、参議院選挙対策のポピュリズム政策と言えるのではないでしょうか。世界経済の雲行きが怪しくなれば、消費税増税とその後にやってくる東京五輪以後の需要減退は、日本経済を下降局面に引きずり込む可能性が高まります。目先の利害と選挙民の歓心を買うことにしか興味のない政権はこれからどこに向かうことになるのでしょうか。本日は低金利下の経済運営について、伊藤元重先生の解説を伺います。

8月の休暇について  8月中の定例例講演会はお休みとなります。また、東洋経済報社が一斉休暇となる2日及び倶楽部館内清掃日の13日、14日、15日は経済倶楽部事務局が休暇となります。

銷夏パーティー 7月19日(金)の定例講演会後に開催します。開場:15:00 開宴:15:10

恒例の日本フィル楽団員による音楽タイム、福引大会も予定しています。 詳しくは事務局まで。

中部経済倶楽部 7月は25日(木)が田中秀征・元経済企画庁長官(会場:名古屋国際ホテル)で、また8月は8日(木)に杉村富生氏の株式講演会を予定しています。ご都合のつく方はご参加下さい。

*映画鑑賞会 本日はヴィンセント・ミネリ監督、ジュディ・ガーランド主演の「若草の頃」です。上映時間113分。午後2時40分頃開始します。