事務局便り  2019.10.11

従軍慰安婦問題や徴用工問題など、日韓関係に刺ささった抜きがたい棘は、日本政府が放った「輸出規制」という対抗措置によって解決の糸口さえ見えない袋小路に迷い込んでしまいました。韓国側が軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の一方的破棄に踏み切るなど、これまで両国が積み上げてきた協力関係の基盤が崩れ始めています。米中対立が深刻化し、北朝鮮の度重なるミサイル発射など、東アジアを巡る国際秩序が不安定化する中で起きた同盟関係の齟齬は、東アジアの不安定化を一段と促進することになりかねません。困ったことに両国政府には、関係改善よりも自国内の国民感情を優先する姿勢がうかがえます。ただでさえ支配と被支配という複雑な関係が記憶されている中で、少しでも国民感情を煽りかねない行動を政府がとることは、両国関係の未来を損ねることにしかならないでしょう。本日は日韓対立の原因と今後について辺さんのお話を伺います。

*中部経済倶楽部 
10月15日(火)がインサイドライン編集長の歳川隆雄氏(会場:名古屋国際ホテル)、30日(水)が吉崎達彦・双日総研チーフエコノミスト(同:名古屋国際ホテル)を予定しています。ご都合のつく方はご参加下さい。
*映画鑑賞会 本日の映画はルイス・マイルストン監督 イングリッド・バーグマン主演の『凱旋門』です。上映時間は133分。午後2時40分頃から開始します。