米国が金融緩和への舵を切ったことが鮮明になってきました。景気変調のシグナルがともっていることは確かですが、この段階での矢継ぎ早の緩和措置は、やはりトランプ氏への忖度である色彩が濃厚です。景気変調の大きなきっかけが米中貿易戦争の激化であることを考えると、これは政治的なマッチポンプといえるかも知れません。とにもかくにも米国が緩和政策に転じたことで世界の金融情勢も大きく変化することになります。欧州のECBも政策転換を鮮明にしつつあります。しかし、日本の金融当局にとってはその手段は限られています。マイナス金利の拡大は副作用が強すぎますし、これ以上の国債やETFの買い入れにも限界があるからです。異次元緩和を続ける中で低成長から脱することのできなかったアベノミクスの欠陥が露呈しつつあることは明白でしょう。ぬるま湯につかり続けてきた国民もそろそろ目を覚まさねばなりません。本日は加藤さんに金融緩和戦争の行方を占っていただきます。

*秋の事業所見学会 <日時>12月4日(水)、<訪問先>トッパンメディアプリンテック日野工場

(主に新聞印刷工程)など見学。詳しくは事務局まで。

*忘年パーティー  <日時>12月13日(金)定例講演会後の15時開場、15時10分開宴。日本フィルの音楽タイム、福引大会もあります。詳しくは事務局まで。

*中部経済倶楽部 11月は18日(月)が田中理・第一生命経済研究所主席エコノミスト(会場:名古屋国際ホテル)。12月は5日(木)が作家の原田伊織氏(同:名古屋国際ホテル)、18日(水)がピクテ投信投資顧問の市川眞一氏(同:名古屋国際ホテル)を予定しています。ご都合のつく方はご参加ください。

*映画鑑賞会 本日の映画はウォルター・ラング監督 シャーリー・テンプル主演の『リトル・プリンセス』です。上映時間は92分。午後2時40分頃から開始します。