9月6日(金) 第4039回 東海大学海洋研究所地震予知研究センター長,教授 長尾 年恭氏

首都圏直下型を含めて、近い将来に巨大地震が複数回、日本で起きる可能性があるといわれます。その根拠は何か。そもそも地震予知は可能なのか。予知研究、前兆現象研究の第一人者が語り尽くします。

講師略歴

1955年生まれ。1987年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。大学院在学中に第22次日本南極地域観測隊・越冬隊に参加、昭和基地で越冬。重力、地殻変動、地殻熱流量観測等に従事。1988年6月より金沢大学理学部助手。1991年11月より1年間、地震予知研究のためアテネ大学物理学部へ留学。1995年12月より東海大学海洋学部助教授。2001年4月より現職。専門は固体地球物理学、地震電磁気学、地球熱学。著書に『地震予知の科学』(共著、東京大学出版会、06)、『地震予知研究の新展開』(近未来社、01)、『最新地震論』(共著、学習研究社、95)