事務局便り 2018.2.9

超高齢化社会が到来する中で、今、多くの人に最も恐れられているのが認知症でしょう。いくら体が元気であっても頭がはっきりしなくては生きている甲斐がないと考える人は多いはずです。脳が正常に働いているうちにこの世を去りたいという思いが、長寿社会を迎える中で多くの人の願いに違いありません。脳科学の発展によって、人間の脳が持つ神秘的な秘密のベールが徐々にはがされています。最も恐れられているアルツハイマー病の特効薬や治療法も開発が進んでいます。しかし、人間の脳細胞は90歳まで再生が続けられているという最近の研究もあります。脳を活性化して健康に生き抜くために何か必要なのでしょうか。本日は加齢医学の第一人者である東北大学の川島先生のお話を伺います。

中部経済倶楽部   2月は21日(水)がノンフィクション作家、評論家の塩田潮氏で「ここからの政治・政局動向」(会場:名古屋国際ホテル)です。3月の講演会は、6日(火)が福富満久・一橋大学大学院教授の「2018年の中東情勢を読む」(同:東京第一ホテル錦)です。ご都合のつく方はご参加可能です。

*映画鑑賞会 2月からは日本の名作シリーズです。第2回目の9日は衣笠貞之助監督、長谷川一夫主演による『地獄門』です。上映時間は89分。午後2時40分頃から開始します。

事務局便り 2018.2.2

平昌五輪開催の直前になって、北朝鮮が突如参加を表明し、これを歓迎した韓国との間で、統一旗を掲げた合同での入場や、アイスホッケーでの合同チームの結成が急遽決定されました。スポーツの祭典は政治と切り離して行われるのが理想であり、その友好が政治的和解につながるのであれば、それは好ましい事かもしれません。しかし、これが北朝鮮の核放棄に発展すると考えるおめでたい人は誰もいないでしょう。韓国内においても、合同チーム結成で韓国選手の出場機会が奪われることへの反発や、平昌五輪が平壌五輪になってしまうと言った批判が高まり、文政権の支持率が低下しています。北の五輪参加は単なる時間稼ぎで、五輪終了後の軍事衝突を懸念する声も少なくありません。本日は朝鮮半島問題の専門家である辺さんにお話を伺います。

中部経済倶楽部  2月は7日(水)が渡部恒雄・笹川平和財団特任研究員で「2018年の米国政治」、21日(水)がノンフィクション作家、評論家の塩田潮氏で「ここからの政治・政局動向」です。ご都合のつく方はご参加ください。

*映画鑑賞会 2月からは日本の名作シリーズです。第1回目の2日は溝口健二監督、森雅之、京マチ子主演による『雨月物語』です。上映時間は96分。午後2時40分頃から開始します。

事務局便り 2018.1.26

安倍首相の所信表明演説は、「働き方改革」の断行と、朝鮮半島の危機を背景にした防衛力の強化、憲法改正を高らかに宣言するものでした。しかし、柔軟な働き方の実現を喧伝するにしては、労働市場の流動性向上に向けた抜本的な改革には及び腰です。そして日米同盟と軍事的圧力一辺倒の外交路線にどこまで展望が描けるのか。また、社会保障費用の増大に対して何の手立ても講じないままに、財政収支の赤字を放置して目先の繁栄だけを追求する姿勢には、政治的良心のかけらも感じられません。我々は確かな未来を提示してくれる政治をどこに求めたらいいのかでしょう。本日はお馴染みの田中先生に保守本流について語っていただきます。

*中部経済倶楽部 1月は24日(水)が長谷川幸洋・東京新聞論説委員で「激動する世界~日本の針路について考える」、2月は7日(水)が渡部恒雄・笹川平和財団特任研究員で「2018年の米国政治」、21日(水)がノンフィクション作家、評論家の塩田潮氏で「ここからの政治・政局動向」です。ご都合のつく方はご参加ください。

*映画鑑賞会 1月26日はジョン・フォード監督とジョン・ウェインによる騎兵隊三部作で唯一のカラー作品、『黄色いリボン』です。上映時間は103分。午後2時40分頃から開始します。

事務局便り 2018.1.19

日本経済は緩やかに成長を続けており、景気拡大の最長記録更新も視野に入ってきています。しかし、安倍政権が誇るような順風満帆の経済運営かと言えば、必ずしもそうは言えないでしょう。この景気拡大が異次元の超金融緩和と財政の逐次投入に支えられたものであり、将来にわたる日本経済の基盤強化につながる有効な政策が遂行されているとは到底言えないからです。米国に続いてEUが出口戦略を模索し始めている一方で、先進国経済圏で最も低いパフォーマンスしか挙げ得ていない日本経済は、依然として短期のカンフル剤に頼るしかない状況が続いています。最近の政策の旗印は「働き方改革」ですが、その実現に向けた大胆な環境整備は遅々として進まず、改革のボールを企業に投げて胸を張るありさまです。本日は、日本経済の抱える課題とその解決策について、吉川先生の新春講義をじっくりお聞きします。

中部経済倶楽部 1月は18日(木)が東短リサーチ社長の加藤出氏で「2018年の日本経済展望」、24日(水)が長谷川幸洋・東京新聞論説委員で「激動する世界~日本の針路について考える」です。いずれも会場は名古屋国際ホテル。ご都合のつく方はご参加ください。

*映画鑑賞会 1月19日はジョン・ウェイン主演の『リオ・グランデの砦』です。上映時間は105分。午後2時40分頃から開始します。

事務局便り 2018.1.12

新年あけましておめでとうございます。本年も第一級の講師陣をそろえて喫緊の課題に鋭く切り込んでいく講演会を心掛けてまいります。ご支援ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。2018年も世界はポピュリズムに席巻される状況が続くことになるでしょう。しかし、日本ではこのポピュリズムという言葉が、あまりにも安易に、かつ手前勝手の理解で使われているように思われます。それは、あらゆる場面で横行するレッテル貼りの一種であるといっていいかもしれません。一言で片づけられるような問題ではなく、その本来の意味を理解し、そのうえで現在の世界を覆っている潮流の持つ意味を深く考えるところから始めなくてはならないでしょう。本日は藤原先生に世界の動きをポピュリズムというキーワードで読み解いて頂きます。

中部経済倶楽部 1月は18日(木)が東短リサーチ社長の加藤出氏で「2018年の日本経済展望」、24日(水)が東京新聞論説委員の長谷川幸洋氏で、「激動する世界~日本の針路」です。いずれも会場は名古屋国際ホテルになります。ご都合のつく方はご参加ください。

*映画鑑賞会 1月12日はジョン・フォード監督の騎兵隊三部作シリーズ第1回として、ジョン・ウェイン主演の『アパッチ砦』です。上映時間は127分。午後2時40分頃から開始します。

事務局便り 2017.12.15

早いもので本日は2017年最後の講演会となります。今年も、このところ恒例になりました嶋中さんの新年経済見通しで年納めにしたいと思います。新興国経済の底入れで世界経済に明るさが見え始め、日本経済もようやく輸出と設備投資が上向き始めています。新年はこうした流れがさらに力強さを増すのか。それとも世界各地で懸念が高まっている各種の不測の事態が世界に暗い影を落とすことになるのか。はたまた、日本経済は持続可能な未来を切り開くことができるのか。本日は嶋中さんに足元の動きをしっかりと見据えたうえで、新年を大胆に展望していただきます。

中部経済倶楽部 12月は19日(火)が双日総研チーフエコノミストの吉崎達彦氏で「2018年の国際情勢展望」。1月は18日(木)が東短リサーチ社長の加藤出氏で「2018年の日本経済展望」です。いずれも会場は名古屋国際ホテルになります。ご都合のつく方はご参加ください。

*映画鑑賞会 12月15日はヘンリー・フォンダ主演の『荒野の決闘』です。上映時間は97分。午後2時40分頃から開始します。

事務局便り 2017.12.8

2017年の世界は、米国におけるトランプ大統領の登場を皮切りに、英国のEU離脱やヨーロッパ各国での極右勢力の躍進など、グローバル化の流れに抗する、排外思想と保護主義の賛同者が大きな力を持ち始めた年になりました。トルコやフィリピンにおける強権政治の登場も、民主国家の変質を象徴する出来事でした。その一方で習近平政権の独裁色が強まる中国が、自由貿易体制の重要性を国際社会に訴え続けているという皮肉な展開になっています。東西冷戦の終結とグローバル化の進展が輝かしい世界を約束するものではなく、取り残された人々の怨嗟によって社会の大きな軋みをもたらされている現実が露わになりつつあります。しかし、もはや元の世界秩序に戻る術はありません。2018年は新しい世界秩序を模索する年になるでしょう。本日は進藤先生に、トランプ登場以降の世界がどこに向かうのかをお話しいただきます。

中部経済倶楽部 12月は19日(火)が双日総研チーフエコノミストの吉崎達彦氏で「2018年の国際情勢展望」。1月は18日(木)が東短リサーチ社長の加藤出氏で「2018年の日本経済展望」です。いずれも会場は名古屋国際ホテルになります。ご都合のつく方はご参加ください。

*映画鑑賞会 12月8日はジョン・ウェイン主演の『拳銃無宿』です。上映時間は100分。午後2時40分頃から開始します。

事務局便り 2017.12.1

科学技術の変化が加速する一方で、人間という存在、そして人間社会の在り方は、果たして少しでも進歩しているのでしょうか。東西冷戦の終結後のデモクラシーは、かつての輝きを失い、繁栄をもたらすはずだったグローバル化の進展は、時代の変化に取り残された人々の反撃を受けて立ち往生しています。人間も人間社会も時代の変化とともに進化を遂げていく存在ではありません。現代人は古代や中世の人々よりも遥かに素晴らしい利便性を手に入れていますが、個々の人間がプラトンよりも賢く、モーツァルトよりも優れた才能を身に着けるようになったわけでもありません。日常の生活態度にしても、現代人は「江戸しぐさ」を身に付けた江戸の庶民に劣ります。驕りを捨てて、人間存在に謙虚に向き合い、歴史に学んで正しい視座を持つ心構えが必要でしょう。本日はお馴染みの寺島さんに2018年の視座について語っていただきます。

*忘年パーティー 日時:12月1日(金)15:00開場、15:10開宴  定例講演会後の開催です。                             

中部経済倶楽部 12月は5日(火)が東海東京調査センター専務の中井裕幸氏で「2018年の株式市場」、19日(火)が双日総研チーフエコノミストの吉崎達彦氏で「2018年の国際情勢展望」です。ご都合のつく方はご参加ください。

*映画鑑賞会 12月1日は忘年パーティーのため、映画鑑賞会はお休みさせて頂きます。

事務局便り 2017.11.24

最近の文部科学省が進めている高等教育行政の、がんじがらめの管理強化は目にあまるものがあります。少子化が進む中で、大学間の競争は否応なく激化し、優勝劣敗と自然淘汰が激しくなっていくでしょう。行政に求められるのは、自由な競争を通じた教育と研究の質の向上であって、官僚による思い込みと息の詰まるような管理体制は、学問や芸術の創造性を失わせてしまいかねません。科学技術の振興は大切ですが、学問の本来の姿は真理の探究及です。実利だけを社会の要請として追い求めるのでは日本の価値を低める結果にしかならないでしょう。本日はそうした文部科学行政の問題点を佐和先生に一刀両断していただきます。

*忘年パーティー 日時:12月1日(金)15:00開場、15:10開宴  定例講演会後の開催です。                             

中部経済倶楽部 12月は5日が東海東京調査センター専務の中井裕幸氏で「2018年の株式市場」、19日が双日総研チーフエコノミストの吉崎達彦氏で「2018年の国際情勢展望」です。都合のつく方はご参加ください。

*映画鑑賞会 11月24日はヘンリー・フォンダ主演による『牛泥棒』です。開始は午後2時40分から。上映時間は76分になります。

事務局便り 2017.11.17

中国では、これまで続いてきた共産党一党独裁下における党役員人事の慣例を無視した習近平体制の固定化が進められています。それは、共産党独裁から習近平独裁への変更であり、安定した人事交代ルールの存在によって、辛うじて免れてきた独裁の弊害の顕在化が、いずれ避けがたいものになることを予想させます。党内の民主的手続きはいっそう形骸化し、中華人民共和国は、やがて習王朝に転じていくでしょう。それは、ある意味では、お隣の金王朝のなれの果てを想起させるものです。東アジアはまた一つ大きな爆弾を抱え込むことになるかもしれません。いずれにしても、日本は冷静かつ賢い対中外交を心がける必要があります。そして何よりも日本が中国から見ても無視できない存在であり続けることが重要です。本日は現代中国研究の第一人者である高原先生に党大会後の中国を読み解いて頂きます。

*忘年パーティー 日時:12月1日(金)15:00開場、15:10開宴  定例講演会後の開催です。

*チケットプレゼント 2名の方に「日本橋三井記念美術館」チケットをプレゼント 事務局まで                                

中部経済倶楽部 11月は20日が同志社大学大学院教授の浜矩子氏で「ここからの日本の行方」(同:東京第一ホテル錦)です。12月は5日が東海東京調査センター専務の中井裕幸氏で「2018年の株式市場」です。都合のつく方はご参加ください。

*映画鑑賞会 11月17日はジョン・ウェイン主演による『ビッグ・トレイル』です。開始は午後2時40分から。上映時間は107分になります。