事務局便り 2018.9.21

長い時間ぬるま湯につかってしまうと外に出るのがむずかしくなっています。総裁選の中で安倍首相はこれまでタブーとみなされてきた出口戦略に初めて言及しましたが、これははからずも金融政策が日銀の専権事項ではなく、官邸の意向に拠るものになっていることを示したものと言えるでしょう。安倍第二次政権のスタート時から、超金融緩和は看板政策であるアベノミクスの一丁目一番地でした。円安・株高に頼る景気底上げ政策の限界が見え始めている中で、国際環境はすでに回復過程から波乱含みの展開に移りつつあります。というのも、米国の出口戦略の進行がマネーを新興国から米国へ還流させることで、新興国経済を揺るがし始めているからです。政策の軌道修正ができない政権が変化を望まない支持者によって支えられ続けられていく現状は、転換点に差し掛かりつつある世界経済の新たな潮流から取り残されるリスクを増大させます。本日は翁さんに日本経済の現状と課題を読み解いて頂きます。

*懇親ゴルフ「青空会」 日時:10月2日(火) 場所:相模原ゴルフクラブ西コースOUTです。

詳細は事務局まで。

*事業所見学会 日時:11月13日(火) 訪問先:日清製粉グループ・製粉ミュージアムです。

詳細は事務局まで。

*中部経済倶楽部 10月は10日(水)が「インサイドライン」編集長の歳川隆雄氏、23日(火)が吉川洋・立正大学教授を予定しています。ご都合のつく方はご参加ください。

*映画鑑賞会 引き続き黒澤明特集で、本日は『静かなる決闘』(主演は三船敏郎、上映時間95分)です。午後2時40分頃の開始となります。

事務局便り 2018.9.14

9月6日午前3時7分59秒に発生した北海道胆振東部地震は、道内では初めての最大震度7を記録しました。震源が人口の少ない内陸部で津波や大火災等の二次災害がなかったことから、死者の数こそ多くなかったものの、道内最大の火力発電所が損傷して、全道が停電に見舞われるなど、地域住民のライフラインに大きな影響を及ぼしました。また、札幌では大規模な液状化が発生するなど、想定外の被害も広がりました。地域経済にも深刻な被害をもたらしています。熊本や大阪に続くこの地震は、改めて日本列島の置かれている環境の不安定さと今後のさらなる地震災発生リスクを、我々に気づかせてくれました。必要な行動はとにかく迅速でなければならないのです。本日は東京大学地震研究所地震予知研究センター長の平田氏に最新事情を伺います。

*懇親ゴルフ「青空会」 日時:10月2日(火) 場所:相模原ゴルフクラブ西コースOUTです。

詳細は事務局まで。

*事業所見学会 日時:11月13日(火) 訪問先:日清製粉グループ・製粉ミュージアムです。

詳細は事務局まで。

*中部経済倶楽部 9月の講演会は19日が鎌田浩毅・京都大学大学院教授の「西日本大地震は必ず起こる」(会場:名古屋国際ホテル)、10月は10日が「インサイドライン」編集長の歳川隆雄氏、23日(火)が吉川洋・立正大学教授を予定しています。ご都合のつく方はご参加ください。

*映画鑑賞会 引き続き黒澤明特集で本日は『野良犬』(主演は三船敏郎、上映時間122分)です。午後2時40分頃の開始となります。

事務局便り 2018.9.7

自民党総裁選がスタートしました。自民党国会議員の8割、自民党支持者の7割が安倍総裁の再任を支持している現状では、安倍総裁の三選は動かないでしょう。しかし、最近の世論調査では支持政党なしの有権者のかなりの人が石破氏を支持しています。安倍首相の悲願である憲法9条の改正、そして看板政策のアベノミクスにも、過半数を大きく上回る国民が冷ややかな視線を向けられています。一強体制に胡坐をかく自民党政権は、次第に国民から大きく有利した存在になろうとしています。権力の限りを尽くして再選に邁進すればするほど、政権基盤を毀損することになるかもしれません。急速に世界を席巻した強権政治ですかが、ここへきて限界も見え始めました。本日は豊島さんに市場の動きに見え始めた変調とその背景を解読していただきます。

*懇親ゴルフ「青空会」 10月2日(火)に開催します。場所は相模原ゴルフクラブ西コースoutで、8:42スタートです。詳細は事務局まで。

*中部経済倶楽部 9月の定例講演会は19日(木)が鎌田浩毅・京都大学大学院教授の「日本列島に迫る大地震、大噴火を考える~西日本大地震は必ず起こる」(会場:名古屋国際ホテル)を予定しています。ご都合のつく方はご参加ください。

*映画鑑賞会 引き続き黒澤明特集で、本日は『隠し砦の三悪人』(主演は三船敏郎、上映時間139分)を上映します。午後2時40分頃開始です。

 

事務局便り 2018.7.27

参議院の定数増とカジノ法案が成立して、延長国会が閉幕しました。甚大な被害を出した西日本豪雨と熱中症による死者を毎日出している酷暑が日本列島を襲っている最中の出来事でした。数々の疑問を残したまま、十分な議論も行わずにひたすら多数決によってこの2つの法案を成立させた国会は、日本の憲政史上に大きな汚点を残すものと言えるでしょう。そもそも民主主義は多数決原理だけで成り立つものではありません。少数派の意見に耳を傾け、その考え方を国政に取り込むことも、多数派の政権の大きな役割であるはずです。しかも、選挙制度の変更は与野党の十分な議論とある程度の合意が前提のはずですし、カジノ法案に至っては世論調査で国民の75%が「必要ない」と答えています。この状況をいかに打破するか。本日は立憲民主党代表の枝野さんにお話しいただきます。

☆8月は夏休みで定例講演会は休会とさせていただきます。事務局は館内清掃日の8月13日~15日以外は出社しております。よろしくお願いします。

 

*懇親ゴルフ「青空会」 10月2日(火)に開催します。場所は昨年同様、相模原ゴルフクラブです。詳細は事務局まで。

*中部経済倶楽部 8月の定例講演会はお休みですが、特別講演会として3日(金)午後1時から経済評論家の杉村富生氏のよる「ここからの株式市場をどうみるか」

(会場:名古屋国際ホテル)を予定しています。ご都合のつく方はご参加ください。

*映画鑑賞会 20日と27日の映画鑑賞会は銷夏パーティーの開催や講演時間変更のためお休みです。次回は9月7日(金)の『隠し砦の三悪人』

(主演は三船敏郎、上映時間139分)からとなります。

 

事務局便り 2018.7.20

米国トランプ政権の対中政策が強硬の度を強めつつあります。単なる中間選挙対策ではなく、ハイテク分野での中国の急速な台頭が、古くから存在する中国脅威論に火をつけたのかもしれません。権力の掌握に成功した習近平独裁政権ですが、米国との貿易戦争は中国経済を根底から揺るがすことになりかねません。独裁者は独裁が得意であるがゆえに、自分の意のままにならない相手と向き合うことは得手ではありません。民主主義から生まれ落ちた破天荒なトランプ政権にどう立ち向かうか、けだし見ものと言うるでしょう。そして、強引な経済対策で立て直した中国経済は、この新たな危機にどこまで耐えられるでしょうか。本日は富坂さんに変貌する中国と東アジアを読み解いて頂きます。

☆8月は夏休みで定例講演会は休会とさせていただきます。ただし、事務局は館内清掃日の8月13日~15日以外は出社しております。よろしくお願いします。

 

*銷夏パーティー  本日、定例講演会後に、恒例となっております銷夏パーティーをホールで開催します。開場:午後3時、開宴:午後3時10分、終了は午後5時を予定しております。一部の講師、理事の参加があるほか、音楽タイム、福引抽選会があります。今回の音楽タイムでは、世界的なオーボエ奏者、渡辺克也氏に久しぶりのご登場いただきます。参加費はお一人様5000円です。詳細は事務局までお願いします。

*中部経済倶楽部 8月の定例講演会はお休みですが、特別講演会として経済評論家の杉村富生氏のよる「ここからの株式市場をどうみるか」(会場:名古屋国際ホテル)を予定しています。ご都合のつく方はご参加ください。

*映画鑑賞会 20日と27日の映画鑑賞会は銷夏パーティーの開催や講演時間変更のためお休みです。次回は9月7日(金)の『隠し砦の三悪人』(主演は三船敏郎、上映時間139分)からとなります。

事務局便り 2018.7.13

順調に上向いてきた世界経済に、米中貿易戦争の深刻化が暗い影を落としています。米国によるイラン制裁の再開も、原油価格の高騰など、世界経済に新たな不安定要因をもたらしています。いずれも、トランブ大統領にとっては選挙対策としての支持者への人気取りに過ぎないのでしょうが、愚かな自己中心男に振り回される側は、たまったものではありません。その結果が、米国経済の過熱を防ぐ結果になればいいのでしょうが、保護主義の蔓延によって世界経済の暗転をもたらさないことを祈るしかありません。米国以外の主要国が自由貿易の進展をより強力にすすめることで、米国の反省を引き出すことができればいいのですが。本日は上野泰也さんに、波乱含みの世界経済の動向を分析していただきます。

8月は夏休みで定例講演会は休会とさせていただきます。ただし、事務局は館内清掃日の8月13日~15日以外は出社しております。また、9月最初の講演会は7日(金)からとなります。以上、よろしくお願いします。

 

銷夏パーティー  7月20日の定例講演会後に、恒例となっております銷夏パーティーをホールで開催します。開場:午後3時、開宴:午後3時10分、終了は午後5時を予定しております。一部の講師、理事の参加があるほか、音楽タイム、福引抽選会を予定しております。今回の音楽タイムでは、世界的なオーボエ奏者、渡辺克也氏に久しぶりのご登場いただきます。参加費はお一人様5000円です。詳細は事務局までお願いします。

*中部経済倶楽部 7月の定例講演会は17日(火)がコリアレポート編集長の辺真一氏による「北朝鮮 最新情勢分析」(会場:東京第一ホテル錦)です。ご都合のつく方はご参加ください。

*映画鑑賞会 13日は黒澤明特集第5回目で、第22回キネマ旬報・日本映画ランキング1位の『酔いどれ天使』です。 主演は志村喬、三船敏郎     上映時間は98分。 午後2時40分頃の開始予定です。

 

事業所見学会(2018前半)

春というには毎回梅雨時になってしまう事業所見学会ですが、2018年前半は6月20日に成田国際空港を見学しました。当日も朝から雨模様で、成田国際空港の前に立ち寄った成田山新勝寺の辺りでは本降りとなり、傘を差しての見学、参拝となりました。その後、空港に向かい、空港内にあるレストハウスで昼食をとりました。ここは外国航空会社向けに機内食を作っている企業が経営しており、今回はビジネスクラス対応のステーキランチを食しました。さて、成田国際空港というと、何をいまさらという感じですが、今回見学したのは日頃立ち寄る機会の多い出発・到着ロビーではなく、貨物エリアと旧管制塔でした。空港内の移動は東京から乗ってきた大型バスで行いました。「空港内の制限区域に入るので、本人確認の際、必要な顔写真付きの身分証明書の携帯をしてください」とアレンジしてくれた成田国際空港株式会社の担当者から言われていましたが、幸いそういう場面には遭遇しませんでした。貨物エリアは各航空会社の駐機場に隣接しており、積み込む貨物が並べられているのが見えました。印象としては静かな築地市場といった趣です。次に旧管制塔に移りました。ここはかつて成田空港に反対する過激派が、それこそ開港の数日前に占拠して、室内の機材を破壊し、開港日時を遅らせた曰くつきの場所です。現在は隣接地に新しい管制塔が建設され、実際の管制業務はそちらで行われており、旧管制塔は見学や研修用に使われているものですが、仕事の性質上、空港全体が見渡せる高さと場所にあり、空港会社の担当者から管制業務に関して丁寧な説明を受けました。しかし、今回のハイライトはなんと言っても、旧管制塔から滑走路に向かい、成田国際空港で一番長いA滑走路(4000m)の脇でバスを降りてジェット機の離発着を見学したことです。折から雨も上がっていたうえ、午後3時過ぎで、東南アジア方面からトランジットで成田に飛来するジェット機とこれから飛び立つ各国のジェット機とがそれこそ分単位で離発着を繰り替していました。滑走路の遠くに小さく見えていたジェット機がそのエンジン音が次第に大きくし、最後は一気に体を震わせるような轟音に変わると同時に、地響きをあげて我々の眼前を離陸してゆく姿はなんとも感動的で、参加者一同、しばし度肝を抜かれたように見つめていました。

事業所見学会(2017後半)

秋の事業所見学会では11月14日にライオン小田原工場を見学しました。日頃使用している歯磨きの原料からチューブ詰めに至る工程を見学。併せて大磯にある旧吉田茂邸にも立ち寄りました。吉田邸は一時火災で本館を焼失していましたが、この度再建され、4月から一般公開されていました。館内では、大きなガラス窓越しに、相模湾と富士山の両方を望める食堂などが目を引きました。また、ガイドさんの吉田氏は小柄だったとの説明には、葉巻をくわえた写真のイメージとのギャップを感じました。ライオン工場の見学後は秦野で酒麹にモーツアルトを聴かせていると一時話題になった日本酒の醸造会社、金井酒造に立ち寄り、醸造工程の見学と試飲をして東京への帰路につきました。

事務局便り 2018.7.6

最近の脳科学の研究の進展によって、人間の脳の働きが次第に明らかになりつつあります。我々がこれまで信じてきたことが、新しい研究成果によって次々と覆されています。人体の持つ神秘はまだまだ計り知れないパワーを秘めています。特に脳に関しては、人類が明らかにできていることは、まだその働きの一部でしかないと言えるでしょう。したがって、AIが人間の脳を凌駕するなどという思い込みもまた、その働きのごく一部を指すものでしかありません。なによりも、われわれは脳の持つパワーを十分に活かしているのでしょうか。便利な機器の開発と普及によって、人類はますます脳をスポイルし、その働きを封じ込めてしまうことになっているのではないでしょうか。本日は最新の脳科学から脳を活かす方法を池谷先生に教えていただきます。

*銷夏パーティー  7月20日の定例講演会後にホールで開催します。開場:午後3時、開宴:午後3時10分、終了は午後5時を予定しています。今回の音楽タイムでは久しぶりですが、世界的なオーボエ奏者、渡辺克也氏に演奏して頂きます。会費はお一人様5000円。詳細は事務局までお願いします。

*中部経済倶楽部 7月の定例講演会は17日(火)がコリアレポート編集長の辺真一氏による「北朝鮮 最新情勢分析」です。ご都合のつく方はご参加ください。

*映画鑑賞会 黒澤明特集第4回目の6日は『生きる』。 主演は志村喬、小田切みき、金子信雄         上映時間は143分。 午後2時40分頃の開始予定です。

 

事務局便り 2018.6.29

安倍政権発足とともに始められた日銀の超金融緩和は、その後たびたび強化され、米欧の金融当局が出口戦略を模索する中で、そうした流れに背を向けるかのように頑なに既定路線を維持し続けています。インフレ目標2%については、達成時期を明記しなくなりましたが、当初宣言された目標時期が実際達成されなかったのですから当然といえば、当然です。もともと短期的な措置であった超金融緩和がこれだけ長引けば、副作用が大きくなるのは当然です。何よりも日本の短期金融市場は機能不全に陥り、すでに死にたいとなっています。金融機能を窒息死させたツケはいずれ払わなくてはならないでしょう。借り手は金利をろくに払わず、貸し手は金利を取れない世の中は、ある意味ではモラルハザードの温床です。そうしたもろもろのことを当たり前にしてしまったことこそが最も罪深いのではないでしょうか。本日は加藤さんに日本の金融・財政の現状について解説していただきます。

中部経済倶楽部 7月の定例講演会は3日(火)が第一生命経済研究所首席エコノミストの熊野英生氏で「内外経済見通し」、17日(火)がコリアレポート編集長の辺真一氏による「北朝鮮 最新情勢分析」です。ご都合のつく方はご参加ください。

*映画鑑賞会 6月15日からは黒澤明特集です。29日は『椿三十郎』。主演は三船敏郎、仲代達矢、加山雄三         上映時間は96分。 午後2時40分頃の開始予定です。