事務局便り 2018.6.15

歴史的な米朝首脳会談実現によって北東アジアの均衡は大きな転換点を迎えました。これまで接触を断つことで圧力と威嚇の応酬に終始してきた米朝が直接対話に舵を切ったことで日朝関係の進展も大きな節目を迎えたことは間違いありません。北朝鮮に指摘されるまでもなく、日本は太平洋戦争の戦後処理と朝鮮支配の清算という未解決の課題を抱えています。拉致問題の解決を要求する一方で、この過去の清算をいかに行うかについて自らの責任で提起しなくてはなりません。一方、日米関係は貿易問題を巡ってこれから厳しい交渉が始まります。ひたすらトランプ政権に迎合することでは、解決不可能な状況が確実に眼前に迫って来ます。一方的な貿易規制の不当性を指摘し、理不尽な要求を跳ね返す政治的な自立が安倍政権に求められます。自動車を買っているのは米国民です。正当な価格で売っている側が非難されるいわれは全くないのです。上乗せ関税のツケは間違いなく米国民自身に跳ね返るでしょう。願わくは日本政府が堂々と渡りあわんことを。本日は吉崎さんに地政学リスクと今後の日本経済についてお話いただきます。

中部経済倶楽部 6月の定例講演会は28日(木)が田中秀征・福山大学客員教授の「ここからの政治・政局分析」、7月3日(水)が第一生命経済研究所首席エコノミストの熊野英生氏で「内外経済見通し」です。ご都合のつく方はご参加ください。

*映画鑑賞会 6月15日から「黒沢 明」特集になります。第1回目の本日は『羅生門』です。主演は三船敏郎、森雅之、京マチ子         上映時間は88分。午後2時40分頃の開始予定です。