90年代のバブル崩壊以後の日本経済は、一貫して低成長に甘んじてきました。小泉内閣時代と第二次安倍政権下では、二度にわたって長期に及ぶ景気拡大を実現しましたが、いずれも成長率は低く、共に実感の伴わない好景気とされました。世界的に見ても、先進国の中でも成長率は低く、経済大国としての地位は後退する一方になり、一人当たりGDPも多くの国に抜かれることになりました。GDPの成長を阻害している最大の原因は生産性が向上しないことです。企業が収益とバランスシートの改善にも関わらず新規投資に前向きでないことも問題ですが、それだけではありません。特に第三次産業やホワイトカラーの生産性の低さが際立っていることに日本経済の抱える問題が集約されています。どうしたら生産性の向上に向けてトレンドを転換させることができるのか。本日は熊野英生氏のお話を伺います。

*立正大学石橋湛山研究センター  この度、「石橋湛山研究第2号」が刊行になりました。ご興味のある方は事務局まで。

*中部経済倶楽部 5月は8日(水)が武者リサーチ代表の武者陵司氏、15日(水)が曽我豪・朝日新聞政治部編集委員(いずれも会場は名古屋国際ホテル)。ご都合のつく方はご参加下さい。

*映画鑑賞会 本日はヒッチコック監督、ロバート・ドーナット主演の「三十九夜」です。上映時間83分。午後2時40分頃開始します。