【編集後記】 国会で審議中の新年度予算は史上最大の水膨れ予算ですが与野党ともに身の丈に合わない赤字予算を批判する声はほとんどなく、ひたすらバラマキを求める声であふれています。赤字国債だのみの状況はつづきますが、野放図な予算膨張を可能にしてきた日銀の超金融緩和政策には変化が起こると考えてよいでしょう。政府に対する独立性の回復や金融市場の機能回復が進めばおのずと金融政策は正常化し、財政規律も徐々に回復に向かうことを期待したいものです。
次号は竹内純子氏「電力崩壊」、千々和秦明氏「戦争はいかに終結したか」、小峰隆夫氏「2023年日本経済の現状と課題」、伊賀瀬道也氏「認知症をどう防ぐか」を掲載予定です。