【編集後記】ガソリン税の二重課税問題の際、道路特定財源として徴収されている暫定税率分が一般財源として使われていることが議論になってきました。また、コロナ禍対策費も全く場違いな分野に流用されているなど、相変わらずです。ところが最近のドイツからのニュースでは使われなかったコロナ対策費を温暖化や環境対策に使うことに連邦憲法裁が「ノー」としたと。国の債務にブレーキを掛ける原則を曲げない姿勢をしっかり示しており、彼我の差を感じます。
次号は増田弘氏「政治家石橋湛山の戦後史上の足跡」、髙岡健太氏「アニメは日本を救えるか」、町田穂高氏「習近平は中国外交をどう変えたのか」、酒井啓子氏「ガザ情勢が中東・国際政治に与える影響」を掲載予定です。