事務局便り  2018.12.21

本日は今年最後の講演会です。2018年の世界はこれまでの流れが大きく変わろうとする節目の年になりました。当たり前のように自明と考えてきた秩序や物の考え方が大きく揺らぎ始めています。世界に混乱をもたらしているのは米国のトランプ大統領だけではありません。英国のEU離脱問題をはじめとして、多くの国で国際協調ではなく、国内保護と排外主義を主張する勢力が力を強めています。ロシアのプーチン、中国の習近平だけでなく、トルコ、フィリピン、ポーランド、ブラジルなどで民主主義の手続きを無視する強権政治がまかり通っています。盤石と見えたドイツのメルケル政権も揺らいでいます。そこに共通しているのは、巧みな言葉で大衆の心をつかみ、自らの主張を実現するためには、手段を選ばないスタイルです。最早まともな政権は日本しか残っていないと言う人達もいますが、どうでしょうか。政策遂行や国会運営の在り方を見ると、世界の新しい動きを最も体現しているのが日本の安倍政権なのかもしれません。本日はお馴染みの寺島さんに2019年を読み解く視座を語っていただきます。

*ご挨拶 本年も経済倶楽部の活動へのご支援、有難うございました。よいお年をお迎えください。2019年もよろしくお願いします。年初の講演会ご参加の方には栄太楼紅白饅頭をお持ち帰りいただきます。

*中部経済倶楽部 1月の定例講演会は10日(木)がノンフィクション作家・評論家の塩田潮氏(会場:名古屋国際ホテル)、29日(火)が加藤出・東短リサーチ社長(同:名古屋国際ホテル)を予定しています。ご都合のつく方はご参加下さい。

*映画鑑賞会  本日は米国映画『民衆の敵』です。監督:ウィリアム・ウェルマン 主演:ジェームズ・ギャグニー 上映時間83分。午後2時40分頃開始します。

 

事務局便り  2018.12.14

早いもので今年も余すところ僅かになりました。米国経済の好調と欧日経済の緩やかな回復によって、比較的穏やかな好天の中でスタートした2018年でしたが、後半に入るにしたがって雲行きが怪しくなってきました。米国の出口戦略の進行によってマネーが新興国から米国へ還流、新興国経済が早くも暗転し始めています。加えて、トランプ大統領が進める保護主義的政策が世界の通商に大きな混乱をもたらしました。なかでも対中国との貿易摩擦は高額の輸入関税の上乗せなど厳しい措置によって中国経済に深刻な影響を与えつつあります。米国の制裁措置の第二弾は、習近平政権の懇請でとりあえず休戦状態に持ち込まれましたが、根本的な解決の道筋は見えていません。こうした状況の中で始まる2019年の世界経済はどうなるのか。今年も嶋中さんに精緻な分析をしていただきます。

*忘年パーティー 本日、午後3時開場、同10分開宴。日本フィルのハープとフルート奏者による共演や福引大会を予定しています。    参加費はお一人様 6000円

*中部経済倶楽部 12月の定例講演会は20日(木)が真壁昭夫・法政大学大学院教授を予定しています。ご都合のつく方はご参加下さい。

*映画鑑賞会 本日は忘年パーティー開催のため、映画鑑賞会はお休みさせて頂きます。

 

事務局便り  2018.12.7

年齢を重ねるにしたがって身体のいろいろな箇所に不調を覚えるようになるのは、誰もが経験することです。長年使ってきたのですから、経年変化に対応した働きを身体が自ら行うのは、人間の身体の持つ人智を超えた神秘といえるかも知れません。老年期に入れば、血管が次第に固くなり、それを補うべく血圧が次第に上昇するのも人間の身体の持つ摂理であると言えるでしょう。年齢を無視して一律の基準に従って杓子定規に薬を投与することにいかなる意味があるのでしょうか。生活習慣病という言葉は、健康な生活を送り続けるために、健康を害する生活習慣を改めるということであれば大変有意義なことです。しかし、生活習慣病の予防と称して基準数値を超えた人をすべて病人とみなして安易に副作用のある薬を投与する在り方には、疑問を感じざるを得ません。本日は大櫛先生に最も身近な生活習慣病とされる高血圧症の罠についてお話いただきます。

*忘年パーティー 日時:12月14日(金) 定例講演会後の午後3時開場、同10分開宴。今回は音楽タイムで日本フィルのハープとフルート奏者による共演があります。また、恒例の福引タイムも予定しています。    参加費はお一人様 6000円       詳細は事務局までお問い合わせ下さい。

*中部経済倶楽部 12月の定例講演会は20日(木)が真壁昭夫・法政大学大学院教授を予定しています。ご都合のつく方はご参加下さい。

*映画鑑賞会 引き続き洋画名作シリーズで、本日は『深夜の告白』(監督 ビリー・ワイルダー 主演 バーバラ・スタンウィック フレッド・マクマレイ 上映時間107分)。午後2時40分頃の開始となります。

 

事務局便り  2018.11.30

産業社会の未来を決定づける最先端技術としてAIがクローズアップされています。将棋や囲碁の世界ではAIがプロ棋士を破ったことが話題になり、AIが人間を超える日が遠からず来ると言った議論もあちこちで耳にします。しかし、こうしたきちんとした論証もなされないままに世の中を思い込みだけで闊歩する議論の拡散は極めて危険です。そもそもAIとは何なのか。その限界と可能性をどのように考えたらよいのか。AIの普及は人間社会をどのように塗り替え、人間はそうした社会の変化にどう対処していけばよいのか。こうしたAIを巡る様々な問題は、決して将来の問題ではありません。すでに現代社会を変えつつあるITとインターネットサービスの発展の不可逆的な進化こそがAIと結びついているのです。本日は本年の石橋湛山賞受賞者である新井紀子さんに記念講演をお願いします。

*忘年パーティー 日時:12月14日(金) 定例講演会後の午後3時開場、同10分開宴。今回は音楽タイムで日本フィルのハープとフルート奏者による演奏があります。また、恒例の福引タイムも予定しています。参加費はお一人様  6000円         詳細は事務局までお問い合わせ下さい。

*中部経済倶楽部 12月の定例講演会は3日(月)が柯隆・東京財団政策研究所研究員、20日(木)が真壁昭夫・法政大学大学院教授を予定しています。ご都合のつく方はご参加下さい。

*映画鑑賞会 先週から通常の洋画名作シリーズです。本日は『レベッカ』(監督 アルフレッド ヒチコック 主演 ジョーン・フォンティン ローレンス・オリヴィエ  上映時間130分)。午後2時40分頃の開始となります。

 

事務局便り  2018.11.16

米中間選挙は下馬評通り、下院で民主党が多数を制する結果になりました。トランプ氏は、この結果に満足していると相変わらず強気のようですが、議会におけるねじれは、政権運営を一段と困難なものとするのは間違いありません。もともと保護貿易に傾き勝ちの民主党の力が増すことによって、トランプ政権の保護主義が一層激しさを増し、その矛先が日本にも向けられる可能性も無視できません。その一方で、ロシアゲートなどトランプ政権の不祥事の火種は依然としてくすぶり続けています。民主党の下院制覇は、トランプ政権の不安定化を一段と促進することになるでしょう。本日は、お馴染みの中岡さんに、中間選挙の結果を踏まえたトランプ政権の今後を読み解いて頂きます。

*忘年パーティー 日時:12月14日(金) 定例講演会後の午後3時開場、同10分開宴。今回は音楽タイムで日本フィルのハープ奏者による演奏のほか、恒例の福引を予定しています。詳細は事務局までお問い合わせ下さい。

*中部経済倶楽部 日時:11月は27日(火)が第一生命経済研究所エコノミストの田中理氏による「2019年のEUの政治・経済展望」を予定しています。ご都合のつく方はご参加下さい。

*映画鑑賞会 黒澤明特集の最後になる本日は『姿三四郎』(主演 大河内伝次郎、藤田進、轟由紀子 上映時間97分)。午後2時40分頃の開始となります。

事務局便り 2018.11.9

尖閣諸島を巡る領土問題や靖国参拝に象徴される歴史認識問題等で冷却していた日中関係が、ここへきてにわかに改善の方向に向かっています。米国との貿易戦争が深刻化し、一帯一路戦略が暗礁に乗り上げつつある習近平政権にとって、安倍政権との関係改善は、まさに藁にも縋る思いなのかもしれません。日本にとっても米国を上回る通商相手国となった中国との関係改善は、米国との厳しい通商交渉を控えて、渡りに船でもあります。ただ、両国関係の懸案事項を棚に上げたままの「関係改善」では、当面の両国政権の人気取りのための政治的パフォーナンスの域を出ません。世界の経済環境が激変する中で、どこまで両国政府は、相互理解による緊密な関係を築くことができるのでしょうか。本日は元駐中国特命全権大使の宮本雄二さんに最近の日中関係をどう考えればいいかを語っていただきます。

*事業所見学会 日時:11月13日(火) 訪問先:館林市にある日清製粉グループ・製粉ミュージアムを見学します。      詳細は添付資料をご参照下さい。

*中部経済倶楽部 日時:11月は14日(水)が吉崎達彦・双日総研チーフエコノミスト、27日(火)が第一生命経済研究所主席エコノミストの田中理氏を予定しています。

*映画鑑賞会 引き続き黒澤明特集で本日は『素晴らしき日曜日(主演  沼崎勲、中北千枝子 上映時間108分)。午後2時40分頃の開始となります。

事務局便り 2018.11.2

世界経済の行方に暗雲が垂れ込め始めています。まず米国の出口戦略の進行につれて、ドルマネーが世界中から米国に逆流し始めたことで、新興国の経済は昨年までの回復から次第に下降に向かっています。マネーの急速な流出は、当該国の為替安を通じてインフレを加速させ経済に打撃を与えており、事態は今後さらに深刻化するでしょう。次に米中の貿易戦争によって中国経済はリーマンショック以来最低の成長率まで落ち込んでいます。中国経済の減速は、中国向け輸出の停滞を意味し、日本、韓国、東南アジアなどのアジア主要国や欧州の経済にも大きなマイナスをもたらすでしょう。米国中間選挙では共和党が苦戦しており、選挙後のトランプ政権は、一層自国第一の政策を強めるものと考えられます。中国の次の標的は間違いなく日本です。日本経済の行方も茨の道になることを覚悟しなくてはならないでしょう。本日は河野さんに2019年経済の見通しと米中貿易戦争の行方を分析していただきます。

*事業所見学会 日時:11月13日(火) 訪問先:館林市にある日清製粉グループ・製粉ミュージアムを見学します。   詳細は添付資料をご参照下さい。

*中部経済倶楽部 11月は14日(火)が吉崎達彦・双日総研チーフエコノミスト、27日(火)が田中理・第一生命経済研究所主席エコノミストを予定しています。

*映画鑑賞会 引き続き黒澤明特集で本日は『天国と地獄』(主演は三船敏郎 上映時間143分)。午後2時30分頃の開始となります。

事務局便り 2018.10.26

米国の中間選挙が近づいてきました。米朝首脳会談の実現、イスラエルにある米国大使館のエルサレム移転、中国製品に対する高額の制裁関税実施、NFTAの強引な見直し、そして中距離核全廃条約の破棄とトランプ大統領の派手なパフォーマンスはとどまるところを知りません。共和党内のトランプ支持はかつてない高さに達しています。一方の民主党は、新人候補者がベテラン議員を破って候補者になるなど大きな地殻変動が起き始めています。トランプ人気が果たして共和党議員の得票に結びつくのかどうかは定かではありません。また急進的な民主党の候補が幅広い層の支持を集められるかも未知数です。そして、下馬評通りに民主党が勝利した時に、大統領の弾劾問題は果たしてどうなるのか。さらに日米間の貿易協議はどのような展開を見せるのか。本日は米国の政界と経済界の事情に詳しい湯浅さんにお話を伺います。

*事業所見学会 日時:11月13日(火) 訪問先:館林市にある日清製粉グループ・製粉ミュージアムをメインに忍城(のぼうの城)、さきたま古墳公園などを予定しています。   詳細は事務局まで。

*中部経済倶楽部 11月は14日(火)が吉崎達彦・双日総研チーフエコノミストを予定しています。

*映画鑑賞会 引き続き黒澤明特集で本日は『わが青春に悔いなし』(主演は原節子 上映時間125分)。午後2時40分頃の開始となります。

事務局便り 2018.10.19

混迷を深めるイタリアの政治情勢や旧東欧圏の政治の不安定化、そして難航する英国のEU離脱交渉など、欧州の行方は依然として不透明感がぬぐえません。ISを巡る動きは沈静化していますが、イランとサウジアラビアの対立やサウジ政府による亡命ジャーナリストの暗殺など、中東のきな臭い動きは強まるばかりで、欧州への難民の流入も相変わらず深刻な状況が続いています。こうした混沌の一方で、ECBは緩やかな経済の回復を背景に出口戦略を模索しつつあります。が、米国の強引な通商戦略と金融引き締めによって、新興国からのマネー流出が急速にすすみつつあり、世界経済の先行きには暗雲が垂れ込め始めています。本日は日本のメディアからは十分に伝わってこない欧州経済の最新動向をみずほ銀行の唐鎌さんにお話しいただきます。

*チケット進呈 明日(10月20日)13:00~のコンサート(イタリアから来日した新時代のマンドリン演奏)ですが、読響のチケットが1枚あります。ご希望の方(先着1名)に進呈致します。会場は東京芸術劇場コンサートホールです。

*事業所見学会 日時:11月13日(火) 訪問先:日清製粉グループ・製粉ミュージアムをメインに忍城(のぼうの城)、さきたま古墳公園などを予定しています。

詳細は事務局まで。

*中部経済倶楽部 10月は23日(火)が吉川洋・東大名誉大学教授を予定しています。

*映画鑑賞会 引き続き黒澤明特集で本日は『どん底』(主演は三船敏郎 上映時間125分)。午後2時40分頃の開始となります。

事務局便り 2018.10.12

米中の貿易戦争が出口の見えない制裁の応酬に発展しています。当初は米中の貿易不均衡に基づく摩擦だと考えられていましたが、どうも知的財産権を巡る覇権争いであることが鮮明になってきました。習近平政権は、それまでの重厚長大路線から、IT産業とインターネットサービスに中国経済の未来を託す戦略に大転換しつつあります。しかし、この分野はまさに現在の米国経済繁栄の屋台骨そのものです。中国は米国のIT産業の生産工場であると同時に、巨大な国内市場を背景にインターネットサービスの開発と巨大企業の育成を着々と進めており、いくつかの分野では米国企業は中国市場からの撤退を余儀なくされています。今最も注目され、有望分野でもあるAIについても、まさに米中は真正面からのガチンコ勝負に向かいつつあると言えるでしょう。そのAIについては、ここへきてバラ色の未来だけではなく、陰の部分や限界も見えてきました。本日は野口先生にAIの可能性とその限界についてお話いただきます。

*事業所見学会 日時:11月13日(火) 訪問先:日清製粉グループ・製粉ミュージアムをメインに忍城(のぼうの城)、さきたま古墳公園などを予定しています。        詳細は事務局まで。

*中部経済倶楽部 10月は23日(火)に吉川洋・東大名誉大学教授を予定しています。ご都合のつく方はご参加ください。

*映画鑑賞会 引き続き黒澤明特集で、本日は『どですかでん』(主演は頭師佳孝、菅井きん 上映時間140分)。午後2時30分頃の開始となります。