昭和・平成そして新時代へ~今上天皇の「生前退位」を考える~

昨年8月8日に今上天皇はビデオメッセージで「生前退位」を訴え、社会に衝撃を与えました。この発言は現代社会の天皇に関心を深めてほしいとの意図もあったように思います。今上天皇は今何を望んでいるのか。次代を予想しつつ考えます。

講師紹介
1939年生まれ。同志社大学文学部社会学科卒業。日本文藝家協会、日本ペンクラブの会員「昭和史を語り継ぐ会」を主宰。主に日本近代史(とくに昭和史)の事象、事件、人物に題材を求め、延べ4000人余の人びとに聞き書きを行い、ノンフィクション、評論、評伝などの分野の作品を発表している。また、「医学・医療と社会の関係」をテーマにした作品や教育に関する著作も多い。主要作品に、『昭和陸軍の研究(上下)』(朝日新聞社)『吉田茂という逆説』『秩父宮』『幻の終戦』(以上、中央公論新社)『東條英機と天皇の時代(上下)』『瀬島龍三(ある参謀の昭和史)』『後藤田正晴(異色官僚政治家の軌跡)』(文藝春秋)『昭和史がわかる55のポイント』(PHP研究所)などのほか、『安楽死と尊厳死』『(以上、講談社現代新書)『大学医学部』『大学医学部の危機』『医療崩壊』(以上、講談社)『医学・医療界の内幕』(朝日文庫)『実学と虚学』『昭和史七つの謎』(講談社文庫)『昭和史七つの謎part2』(講談社)『あの戦争は何だったのか』(新潮新書)、『愛する人を喪ったあなたへ』(朝日新聞出版)、『昭和天皇』(中央公論新社)、『ナショナリズムの昭和』(幻戯書房)など多数。現在、『昭和史の大河を往く』シリ-ズ(毎日新聞社)は、全11巻を数えている。一連の昭和史研究で、2004年に菊池寛賞を受賞。

8月中の定例講演会はお休みです。

8月中の定例講演会はお休みとなります。また、この期間を利用しまして、今年は第一会議室、エレベーターホール、倶楽部事務室の天井部分のリニューアル工事を行います。このため、8月中の経済倶楽部利用は談話室も含めて利用出来ません。ご了承願います。また、定例講演会につきましては、9月1日(金)の野口悠紀雄氏からの再開となります。よろしくお願いします。

(仮題) IT革命と世界経済

9月1日(金)第4214回         野口 悠紀雄氏(早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問)

講師紹介
1940年、東京生まれ。1963年、東京大学工学部卒業。1964年、大蔵省入省。1972年、エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授(先端経済工学研究センター長)、スタンフォード大学客員教授などを経て、2005年4月より早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授。2011年4月より 早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問。一橋大学名誉教授。 『製造業が日本を滅ぼす』(ダイヤモンド社、2012)、『日本式モノづくりの敗戦』(東洋経済新報社、13)、『金融緩和で日本は破綻する』(ダイヤモンド社、13)、『変わった世界 変わらない日本』(講談社現代新書、14)『仮想通貨革命—ビットコインは始まりにすぎない』(ダイヤモンド社、14)。

(仮題) 私の政治論

9月8日(金)第4215回        石破  茂氏(衆議院議員)

講師紹介
1957年生まれ。79年慶応義塾大学法学部卒業後、三井銀行入行。83年三井銀行を退職し、木曜クラブ勤務。86年第38回衆議院議員総選挙に自民党公認で出馬し、初当選。以後、9期連続当選。2000年に第2次森内閣で農林水産政務次官、02年第1次小泉改造内閣で防衛庁長官に任命され初入閣。08年福田康夫首相退陣に伴う、自民党総裁選に出馬し、5人中最下位。08年麻生太郎内閣で農林水産大臣。09年自民党政調会長に就任。12年9月自民党総裁選に出馬、第1回目投票でトップだったが、2回目投票で安倍晋三氏に負ける。14年9月第2次安倍改造内閣で地方創生担当大臣に任命される。16年8月第2次安倍内閣改造で大臣退任。

綻びだした安倍長期政権と今後の政治展望

通算在位日数が戦後3位となった安倍政権は、長期安定状況ながら、疑惑噴出などで『権力の綻び』も目立ち始めました。『宿願の改憲』に向けて突進する安倍首相の改憲プランの虚実を解剖し、政権の今後を展望します。

講師紹介
 1946年高知県生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。「文藝春秋」編集記者を経て83年独立、『霞が関が震えた日』(講談社文庫)で第5回講談社ノンフィクション賞受賞。著書に『国家の危機と首相の決断』(角川SSC新書、12)、『日本の内閣総理大臣事典』(監修、辰巳出版、11)、『辞める首相 辞めない首相』(日経プレミアシリーズ、11)、『まるわかり政治語辞典』(平凡社新書、11)、『民主党政権の真実』(毎日新聞社、10)、『熱い夜明け』(講談社、10)、『憲法政戦』(日本経済新聞出版社、10)、『民主党の研究』(平凡社新書、09)、『危機の政権』(東洋経済新報社、07)、『昭和30年代』(平凡社新書、07)、『首長』(講談社、07)、『安倍晋三の力量』(平凡社新書、06)。

害のある薬をやめる方法を考える-薬のチェックは命のチェック

7月7日(金)第4211回       浜 六郎氏(医師、NPO医薬ビジランスセンター理事長)

医者にかかれば、たくさんの薬が処方されます。降圧剤、コレステロール低下剤、糖尿病用剤、睡眠剤などなど。止めると元気になることが多い。しかし、止めるのは難しい。どうすれば、止められるのか、止めても健康でいられるかを考えます。

講師紹介
1945年生まれ。69年大阪大学医学部卒業。大阪府衛生部を経て77年から阪南中央病院勤務。86年に製薬会社から独立した医薬品情報誌を創刊。医薬ビジランスセンターを設立し、その後、2000年にNPO法人医薬ビジランスセンターに。01年から季刊誌『薬のチェックは命のチェック』を発行、15年から『薬のチェックTIP』に変更。主な著書に『読んでやめる精神の薬』(金曜日、2014)、『命を脅かす医学の常識』(宝島SUGOI文庫)、2012『認知症にさせられる』(幻冬舎、2010)、『新版のんではいけない薬』(金曜日、2006)などがある。

 

2017年後半、新たな有事相場への備え

欧米市場は新たな有事リスクに身構えている。第二の北朝鮮と言われるイランを巡る米露緊張。英国との手切れ金を7兆円から10兆円に引き上げるEU。秋の共産党大会に向け、強硬外交をちらつかせる中国。米国ではFBI長官解任が第二のウオーターゲートとなるのか。そして個人投資家の有事対応はどうすべきかなどについて話します。

講師紹介
1948年東京生まれ。一橋大学経済学部卒(国際経済専攻)。三菱銀行(現・三菱東京UFJ銀行)入行後、スイス銀行にて国際金融業務に配属され、外国為替貴金属ディーラーとなる。2011年9月までワールド・ゴールド・カウンシルで日本代表。 独立後は、活動範囲を拡大。自由な立場から、チューリッヒ、NYでの豊富な相場体験をもとに、国際金融、マクロ経済動向を分析する。日経電子版マネー面「金のつぶやき」、日経マネー、日経ヴェリタスに連載中。主な著書は『金を通して世界を読む』(日本経済新聞出版社、2008)。共著として『金はどうして騰がるのか』(宝島社、2011)

プーチンと日露外交

6月23日(金)第4209回                  石川  一洋(NHK解説委員)

第百年前のロシア革命、二度の世界大戦と二度の国家崩壊、ロシアにとって20世紀は悲劇でしたが、その悲劇は今、プーチン大統領の支持基盤になっています。日本はプーチンのロシアとどう向き合うべきか。今後の日露交渉を展望します。

講師紹介
1957年 岩手県生まれ。東京大学文学部ロシア語科ロシア文学科卒業。82年 NHK入局、秋田放送局記者。88年 報道局取材センター国際部記者としてソビエト連邦崩壊などを取材。92~96年 モスクワ支局記者96年報道局国際部デスク。2001年 9・11 同時多発テロ、アフガン北部タジク取材指揮 2002~07年 モスクワ支局長。07年 NHK解説委員。10年 同解説主幹。主な受賞として、ソビエト連邦崩壊のNHKスペシャルで菊池寛賞、ソビエト核汚染に関するNHKスペシャルで放送文化基金賞。

米国政治思想から見たトランプ大統領の評価と未来

6月16日(金)第4208回       中岡 望氏(東洋英和女学院大学客員教授)

トランプ政権が誕生して5カ月、米国の政治思想の混迷は深まっています。トランプ大統領をどう評価すべきか、将来はどうなるのかを米国政治思想史の流れの中で分析し、同時に政権に政策の評価と今後の展開を予測します。

講師紹介
1947年生まれ。71年国際基督教大学卒業。旧東京銀行入行。73年東洋経済新報社入社。81~82年フルブライト奨学生としてハーバード大学、93年イーストウェストセンター(ハワイ)留学。「Tokyo Business Today」「Japan Company Handbook」各編集長、編集委員を経て退社。02~03年ワシントン大学ビズィティングスカラー、国際基督教大学講師を経て10年に東洋英和女学院大学教授。14年より同副学長。この4月より現職。主著に『米国発世界不況で日本はどうなる!?』(共著、洋泉社mook、08)、『アメリカの保守革命』(中公新書、04)、主な訳書にポール・クルーグマン『恐慌の罠』(中央公論新社、02)。

「安倍一強政治」の現状と行方

6月9日(金)        山田 恵資氏(時事通信社 解説委員長)

発足から4年半の安倍政権はなぜ「一強」態勢を維持しているのか。その現状と行方について、国際情勢や経済状況も踏まえつつ、多角的に解説します。また、安倍首相が意欲を示す憲法改正に関しても、本質に迫りたいと考えています。

講師紹介
1958年兵庫県生まれ。82年上智大学文学部卒業後、時事通信入社。91年から政治部。自民党、公明党や小沢一郎氏を担当。外務省、野党キャップを経て、97年から2001年まで米国ワシントン支局。帰国後、小泉政権時に官邸キャップとなり、北朝鮮訪問に同行。政治部デスク、政治部長を経て、現職。